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  • サイズ B6判/ページ数 525p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041042052
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

現役医師作家が挑む、圧巻のスペクタクル巨編!韓国の珍島沖で大型旅客フェリー「世月号」が沈没、三百人超の犠牲者が出る大惨事となった。船への過積載、乗組員の経験不足など、事故調査が進むにつれ、その杜撰な管理体制が明らかになる。さらに船会社のオーナーも事故直後から姿を消していた。時を同じくして、日系ブラジル人の津村リカルド民男が経営する韓国・麗水の細胞工学治療院に、冷凍保存された少女の遺体が運ばれた。依頼者の男は、滝壺に落下して溺死したその遺体を蘇らせてほしいという。津村はiPS細胞と最先端の3Dプリンターを駆使し、彼女のレプリカを作ることを決心する。見事に蘇生した少女は、徐々に記憶を取り戻しながら、世月号の事故に関心を抱いていくが……。

帚木 蓬生[ハハキギ ホウセイ]
1947年、福岡県生まれ。東大仏文卒後、TBS勤務。その後、九大医学部を卒業し、現在は精神科医。93年「三たびの海峡」で吉川英治文学新人賞、95年「閉鎖病棟」で山本周五郎賞、97年「逃亡で」柴田連三郎賞、10年「水神」で新田次郎賞、12年「蠅の帝国」「蛍の航跡」で日本医療小説大賞、13年「日御子」で歴史時代作家クラブ章作品賞をそれぞれ受賞した。

内容説明

韓国の珍島沖で大型旅客フェリー「世月号」が沈没、三百人超の犠牲者が出る大惨事となった。船への過積載、乗組員の経験不足など、事故調査が進むにつれ、その杜撰な管理体制が明らかになる。さらに船会社のオーナーも事故直後から姿を消していた。時を同じくして、日系ブラジル人の津村リカルド民男が経営する韓国・麗水の細胞工学治療院に、冷凍保存された少女の遺体が運ばれた。依頼者の男は、滝壷に落下して溺死したその遺体を蘇らせてほしいという。津村はiPS細胞と最先端の3Dプリンターを駆使し、彼女のレプリカを作ることを決心する。見事に蘇生した少女は、徐々に記憶を取り戻しながら、世月号の事故に関心を抱いていくが…。

著者等紹介

帚木蓬生[ハハキギホウセイ]
1947年、福岡県生まれ。東京大学仏文科卒業後、TBS勤務。その後、九州大学医学部を卒業し、現在は精神科医を務めながら執筆を続ける。93年『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、95年『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、97年『逃亡』で柴田錬三郎賞、2010年『水神』で新田次郎文学賞、11年『ソルハ』で小学館児童出版文化賞、12年『蝿の帝国』『蛍の航跡』で日本医療小説大賞、13年『日御子』で歴史時代作家クラブ賞作品賞をそれぞれ受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

102
1日でこの変化なら、一週間後の姿は皺だらけになっているかもしれない。高校生三年生なのに。それは、細胞の1つ1つの積み上げで完全なレプリカだからだ。iPS細胞とは?更にはそこに再生医療と世相号の事故等が混じり合う。肉親の愛も。テーマ自体は面白く、シーンごとも興味深かった。しかし、これは僕自身の理解の域なのか今一歩のめり込めないことも事実だった。また、盛り込み過ぎで、確かにパーツパーツは必要で結へ導くのだが、何か釈然としない500頁超でもあった。惜しい、ということか。2016/07/28

ゆみねこ

76
読み始めて、以前読んだ「受命」の続編だったのに気付きました。悲劇の海難事故とips細胞で再生された少女。船のオーナーの謎などを取り交ぜて読み応えアリ。2016/08/10

NAO

67
実際に起こった韓国の未曾有の海難事故に、再生医療を絡めたミステリ風の話。再生医療で亡くなった人間のレプリカを作ることに何の倫理的葛藤もない医師たちにはかなり違和感があるが、ありえないはずの事故が起こったように、こういった再生も、行われるようになる日がくるのだろうか。2019/12/21

TATA

48
セウォル号の悲劇をモチーフに帚木さんの医療に関する知識を総動員して書かれた大作。悲劇的事件の犠牲となった少女の再生を通じて、韓国という国を史実に触れつつ俯瞰。この一冊で韓国の歴史、文化、地理に至るまで隣国に暮らす我々が必要な知識が獲得できます。500ページを超える重厚な内容なのですが、不思議と強い読後感に乏しい。その分、僕らが韓国について考えるきっかけになる一冊だと。彼の国の良し悪しを読んだ上で最後に僕らの胸に残るのはどちらなのか。2017/01/23

冴子

46
セウォル号事件と人間の死体からレプリカを作る話がどう繋がるのかと思ったら、こんなラストとは! 書かれているセウォル号事件のことがどこまでが事実なのか調べてみたら、会長の自殺体が発見されたところまではホントだった。宗教家や写真家だったことも。韓国の政府と実業家との癒着はひどいものだな。春花のしっかりした考えは凄いけれど、だから哀れにすら感じる。こんなレプリカは実際には作れないだろうと思うけれど、お金があれば残したくなるのかな。2016/11/08

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