角川文庫<br> ダンデライオン

電子版価格
¥880
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
ダンデライオン

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041041130
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

個性派揃いの鏑木特捜班が挑む、人気警察小説シリーズ!タンポポの咲き誇る廃牧場で発見された死体は空中を浮遊していた。また都心のホテル屋上で起きた殺人事件では、犯人が空を飛んだかのようにいなくなっていた……。二つの事件を結ぶ意外な秘密とは!?

河合 莞爾[カワイ カンジ]
熊本県生まれ。早稲田大学法学部卒業。現在出版社勤務。2012年、第32回横溝正史ミステリ大賞〈大賞〉を受賞し、『デッドマン』でデビュー。受賞作は綾辻行人氏に激賞される。本作は『デッドマン』『ドラゴンフライ』に続く、「鏑木特捜班」シリーズ第3弾となる。その他の著書に『デビル・イン・ヘブン』『粗忽長屋の殺人』『救済のゲーム』など。

内容説明

東京の山間部、廃牧場のサイロで、16年前に失踪した女子大生・咲の死体が発見される。咲は胸を鉄パイプで貫かれ空中を飛んでいるようだった。翌週には、湾岸の高層ホテル屋上で殺人事件が発生。犯人は空を飛んで逃げたかのように姿を消していた。警視庁捜査第一課の鏑木班は、二つの事件に公安部の影を感じながらも、密かに捜査を進める。やがて、咲がかつて在籍していた「タンポポの会」という環境サークルにたどり着くが―。

著者等紹介

河合莞爾[カワイカンジ]
熊本県出身。早稲田大学法学部卒。現在出版社勤務。2012年『デッドマン』(「DEAD MAN」より改題)で第32回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

121
シリーズ3作目にして面白さ更新!廃牧場サイロで発見された胸を鉄パイプで射貫かれた女性の死体。その様はまさに自ら語っていた「空を飛ぶ娘」。途中挟まれる彼女視点の回想と、鏑木捜査班・姫野の幼少期やらビル屋上での焼死体など見事に絡み合う。相変わらず随所にばら撒かれる伏線や設定だが、わざとらしい物と後でハッとする箇所の使い分けが実に秀逸。今回も彼女の真相は分かった気で読みながら、最後やっぱりひっくり返されて脱帽(笑)解説にもあるが本当に無駄なくまとまった読み心地。2016/09/26

ちーたん

80
★★★★☆鏑木班シリーズ第3弾!『デッドマン』『ドラゴンフライ』に続く3作目。今回は空飛ぶミイラ死体の謎を追う!密室状態のサイロで発見されたミイラ遺体。被害者は16年前に行方不明になった女子大生・日向咲。彼女は鏑木班の若手刑事・姫野の幼少期の知り合いだった!事件は公安主導で動く事になるのだが鏑木はなんとしても姫野のために事件の真相を暴こうとする!そして新たな開放密室事件と姫野に隠された悲しい過去が明らかに。毎回超常現象のテイストを混ぜながら話をまとめるのが上手!無理があるとは思うけど小説として楽しめた!2020/01/28

はつばあば

67
今野さんの隠蔽捜査にも負けぬ河合さんの鏑木班の面々。それぞれ4人の個性の違いに魅力があるんだろうな。人って最初から分かり合える他人など中々いない。だからこそ巻を増す毎に面白くなっているのだろう。?皆さんもそう思ってられるんだ(^^;。今回は姫の伯母様の素顔にも触れた気がして嬉しくなったし、貴公子のような姫の昔の事が知れてお父様の事も理解できて・・。あぁ~次は何を出してもらえるのかしら。出来れば4~5冊まとめて書いて同時出版を文庫でお願いできないものかしら。若いうちは飛べるけれど、枯れた頭に飛び飛びは辛い。2016/09/06

GAKU

62
空中を浮遊していた時に串刺しされたとしか思えない、16年前に失踪した女子大生の遺体がサイロで発見される。続いて犯人は空を飛んで逃げたとしか思えないような、湾岸の高層ホテルの屋上で殺人事件が発生。この二つの事件の意外な関係は?そして二件の不可解な殺人はどのように行われたのか?普段謎解きミステリーを読み慣れている方には、もしかしたら凡庸なトリックなのかもしれませんが、この手の作品をあまり読んだ事がない私としては大変面白かったです。今回明らかになる刑事姫野の過去も事件と絡み、そちらも大変興味深かった。⇒2016/10/01

むっちゃん✿*:・゚

56
読友さんから教えていただいた鏑木班シリーズ♪我慢出来ずに最新刊読んじゃったΨ( ̄∇ ̄)Ψいつもの4人が集まってあーでもないこーでもないと話をするシーンが私的には好みなのですが…今回はちょっと少なめ?と思いつつ、真相が見えそうで見えない感じにページを捲る手が止まらなかった(笑)このシリーズは悪人が悪人らしからぬ~みたいなところがありますが、今回も何だか切ない。『人間の中には生き残るために飼っている魔物がいる。時として人間は、その魔物に自分自身が喰われてしまうんだ。』の言葉が何だか印象的です。2016/09/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11055705
  • ご注意事項

最近チェックした商品