角川文庫<br> 娼婦たちから見た日本―黄金町、渡鹿野島、沖縄、秋葉原、タイ、チリ

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角川文庫
娼婦たちから見た日本―黄金町、渡鹿野島、沖縄、秋葉原、タイ、チリ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041041086
  • NDC分類 368.4
  • Cコード C0195

出版社内容情報

10年以上をかけて色街の盛衰を取材した、類書なき歴史ドキュメント!!街は、女たちが彩ってきた。
 男は、女たちが知っている。

 黄金町、渡鹿野島、沖縄、秋葉原、タイ、シンガポール、
 フィリピン、マレーシア、チリetc.10数年、夜の街を行脚し続けた著者が紡いだ、女たちの日本史!!

本書に登場する娼婦たち
●黄金町の盛衰を見つづけた外国人娼婦
●沈みゆく島で信仰とともに生きるタイ人娼婦
●国策に翻弄されたからゆきさんと、じゃぱゆきさん 
●ジャパーニーズドリームの体現者・アニータのいま
●沖縄、フィリピン、タイ。基地の町でネオンに当たり続ける女たち
●無自覚に“お散歩JK”に入っていく秋葉原の少女

 もの言わずに、日本各地の売春街から消えていったじゃぱゆきさんや、日本人娼婦たち。
日陰に生きる彼女たちは、社会の弱者でもある。彼女たちの身に起ったことは、次に私たちに起ることである。
彼女たちは、日本人をどのように見てきたのか。そして、日本社会をどう捉えてきたのだろうか。

プロローグ――空気のように、常に娼婦たちはいた

第一景 売春街は死に、外国人娼婦は溶けた――神奈川県横浜黄金町

第二景 四百年の歴史を娼婦は灯す――三重県渡鹿野島

第三景 国策に娼婦は殺された――東南アジア、熊本県天草

第四景 ジャパニーズドリームを娼婦は体現した――チリ、フィリピン、タイ

第五景 娼婦は基地を抱き、基地に傷つけられる――沖縄県

エピローグ――灰色の街に彩りを娼婦たちは与える

文庫版あとがき

主要参考文献一覧

解説 諸田玲子氏

八木澤 高明[ヤギサワ タカアキ]
八木澤 高明:1972年神奈川県横浜市生まれ。写真週刊誌フライデー専属カメラマンを経て、2004年よりフリーランス。01年から12年まで取材した「マオキッズ 毛沢東のこどもたちを巡る旅」が第19回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。本書は10年以上にわたり、日本各地の夜の街と女たちを取材してきた著者が、現時点の集大成としてまとめあげた一作である。他書に『黄金町マリア 横浜黄金町路上の娼婦たち』(亜紀書房)、『ネパールに生きる 揺れる王国の人びと』(新泉社)、『ニッポン福島原発劇場』(現代書館)等がある。

内容説明

沖縄、フィリピン、タイ。米軍基地の町でネオンに当たり続ける女たち。横浜・黄金町の盛衰を見た外国人娼婦。国策に翻弄されたからゆきさんとじゃぱゆきさん。世界最古の職業にして、日陰に生きる者・娼婦。彼女たちこそ、裏日本史の体現者である。彼女たちの身に起こった事は、次に私たちに起こる事だ。10年以上をかけ、色街の興亡を取材した歴史ドキュメント!!人の寂しさは、人でしか救うことが出来ない―。

目次

プロローグ 空気のように、常に娼婦たちはいた
第1景 売春街は死に、外国人娼婦は溶けた―神奈川県横浜黄金町
第2景 四百年の歴史を娼婦は灯す―三重県渡鹿野島
第3景 国策に娼婦は殺された―東南アジア、熊本県天草
第4景 ジャパニーズドリームを娼婦は体現した―チリ、フィリピン、タイ
第5景 娼婦は基地を抱き、基地に傷つけられる―沖縄県
エピローグ―灰色の街に彩りを娼婦たちは与える

著者等紹介

八木澤高明[ヤギサワタカアキ]
フォトジャーナリスト。1972年神奈川県横浜市生まれ。写真週刊誌フライデー専属カメラマンを経て、2004年よりフリーランス。2001年から2012年まで取材した『マオキッズ毛沢東のこどもたちを巡る旅』(小学館)が、2012年第19回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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井戸端アンジェリか

15
人類初の職業は“売春”だと何かで見聞きした事がある。どんなに取り締まろうともなくならないよね、この世に男と女がいる限り。家の犠牲で泣く泣くお仕事の場合は悲しい気持ちになり、時々いる趣味の人は好きにさせたらいいと思うのは同じ女として上から目線だろうか。残念ながらお試し読み期限が過ぎて半分しか読めなかったけれど、知りたかった売春島と特攻兵器伏龍の話が出てきたので満足です。あ、アンタッチャブルな飛田新地には触れていない気がするけどどうなんでしょうか。2018/12/03

からっぽな蛙《真梨江》

11
家族の為に“悪い仕事”と思いながらも働く外国人娼婦たち。宗教との関わりへの考察があり、新鮮で興味深い。売春という行為について、娼婦という存在について日本の歴史上、経験したことのない時代に突入したと著者はいう。史上初めて、「娼婦」がいなくなるかもしれないのだ。それは喜ばしいことか?“女性の人権”とやらが守られたという証か?いいや、違う。これからは女子高生だけど売春もする、主婦だけど売春もする、別の仕事をしながら売春もする女たちが増えるだけだ。2016/10/12

Ikuto Nagura

9
太古の昔から、地球上どこでも、ずっと変わらない売買春に纏わる男女の性。本書のどの章を開いても、男が本能に従った行動と動物の匂いを剥き出しにするのに対し、女は本能と動物を化粧やシャンプーの匂いで隠し、本名や素性を源氏名で隠し、その恥辱を信仰で覆い隠す。そんな男女の違いから、自分も含め男の小物感とか幼児性を感じて悲しくなる。当然、それとて生きるために春を売らねばならない女の悲しさに敵うものではないけど。そもそも、どの章にも書かれる売春の根本原因となる経済格差や戦禍を生み出してしまうのは、ほとんど男なわけで…。2016/07/07

p-man

6
人の営みがある限り無くなる事はない娼婦たち。そんな人々を追ったルポ。最終章が秋葉原というのが興味深かった。2016/06/29

ガーベラ

5
かつて華やかだった風俗街、「浄化」という言葉によって、そこで働く者たちへの配慮もなく、正義の名のもとで潰された街。職業に貴賎はない。そう教わるはずなのに、人はなぜ無自覚に差別意識を身につけるのだろう。そこで働くことで人生を生きている人への眼差しをなぜ向けることができないのか。著者の取材力、行動力は素晴らしい。気になったのは、常に傍観者としての域を出なかったこと。そして、たまにセンチメンタルに傾き過ぎな文章だけだった。真摯な文章によって、その街にかつてあった原色のネオンの景色が浮かび上がってくる。2020/03/07

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