不屈の男 アンブロークン

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  • サイズ B6判/ページ数 582p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041039953
  • NDC分類 782.3
  • Cコード C0097

出版社内容情報

日本軍捕虜となった米国人五輪選手の過酷な人生と赦し。全米ベストセラー。

米国代表ランナーとして五輪に出場したルイは、第二次大戦時、B-24の墜落で太平洋を47日間漂流する。奇跡的に到着した島には日本軍が。彼は捕虜として日本に送られ、想像を超えた過酷な生活を強いられる。

内容説明

ランナーとしての才能を開花させ、米国代表として1936年のベルリン五輪出場を果たしたルイ・ザンペリーニ。五輪連続出場の夢は第二次大戦により破れ、失意の中、ルイは米陸軍航空部隊に入隊しB24乗員としてハワイに赴く。1943年5月、搭乗していたB24が故障により墜落。仲間とともに太平洋沖を47日間も漂流した後、奇跡的にマーシャル諸島の小島に漂着する。しかしそこにはすでに日本軍が上陸。ルイは日本本国の収容所に送られ、以降約2年間、屈辱的な扱いと激しい拷問を受け、苛酷な労働を強いられる。終戦となりルイは帰国して家庭を持つが、戦時の屈辱的な記憶がトラウマとなり、自由の身となってなお日本軍に苦しめられる。彼に平安をもたらしたのは、神との出会いだった…。

目次

第1部(たった一人の反乱軍;死にものぐるいで走れ ほか)
第2部(空飛ぶ棺桶;ウェーク島爆撃 ほか)
第3部(遭難;行方不明 ほか)
第4部(骸と化して;二〇〇人の無言の男たち ほか)
第5部(まばゆいひと;壊れる ほか)

著者等紹介

ヒレンブランド,ローラ[ヒレンブランド,ローラ] [Hillenbrand,Laura]
作家。米国バージニア州フェアファックス出身。初著書『シービスケット―あるアメリカ競走馬の伝説』(ソニー・マガジンズ)はニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストで42週連続1位を記録したほか、ブックセンス賞ノンフィクション部門のブックオブザイヤー賞等を受賞。『不屈の男 アンブロークン』はニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストで185週連続ランクインしている

ラッセル秀子[ラッセルヒデコ]
翻訳家。聖心女子大学卒、米国ミドルベリー国際大学院モントレー校修士課程修了。現在、同大学院助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

29
アンジー監督の映画が反日だーと日本では炎上してしまった、その原作本。ベルリン五輪陸上選手の波乱万丈な伝記。めちゃくちゃ面白いぞ!! イタリア移民のヤンチャな悪ガキが陸上に目覚め大活躍、戦争が始まり爆撃機の狙撃手として訓練&戦闘、飛行機が墜落ゴムボートで太平洋を47日漂流、日本軍に見つかり捕虜収容所で過酷な日々、戦後PTSDに苦しみ再起するまでの5部構成。特に漂流編と捕虜編がスゴい読み応え! 映画も観てみたい。(Amazonプライムに無い…)。できればイーストウッドかスピルバーグに監督して欲しかったけど。2020/04/25

13
作者はこの作品で何を伝えたかったのだろうか。。。 日本兵の残虐さがメインになってしまいそうだが、文章からは憎悪は感じられなかった。戦争・捕虜生活でココロに傷を負っても尚、終戦後に敵兵に会ってみたいという寛容さ、心強さの変化点がサクッと書かれいるのが物足りなく感じ、この心境の変化の理由、状況をより深く知りたいと思った。2017/08/30

dexter4620

3
550ページ超の大作だが、心から読んで良かったと思う。第二次世界大戦の多くを捕虜として生き抜いた米軍一兵士の生涯を描きだしている本書。諦めないこと、赦すことの大切さが理解できる。それにしても、日本の捕虜収容所がここまで酷い環境だったとは。相手側から見て学ぶことも多いと改めて感じた。2024/01/07

あきら

3
20170078 自分がルイと同じ境遇になった時に耐える事は出来るだろうか。終戦後の苦しみの中で、バードを許すことが出来るだろうか。 自分がバードと同じ立場になった時に、捕虜に対して人として接する事が出来るのだろうか。 この先何年か、何十年か経ち自分の人生を振り返った時に、人として善く生きた、真っ当な事をしてきたと胸を張って言えるのだろうか。2017/08/30

すしな

1
061.鉄拳制裁って捕虜だけでなく味方の中でも行われていたし、食糧が乏しいのも捕虜だけでなかったわけだし、確かに残酷かもしれないけれど、イギリス軍が日本軍にしたアーロン収容所の虐待よりは人道的だったんじゃないのかなぁと思ってしまいました。2017/07/11

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