おせっかい屋のお鈴さん

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041039106
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

そのお寺には、やさしい幽霊がいます。

仙台にある「本当寺」というお寺の墓地には、振袖姿のかわいい幽霊がでます。名前は「お鈴」。そう、お鈴さんは江戸時代の呉服屋の娘さん。とある事情で平成の世になっても、いまだに成仏できずにいるんです……。

内容説明

東北の都・仙台にある本当寺には、振袖姿のかわいい幽霊・お鈴さんが住んでいます。お鈴さんは大きな呉服屋の一人娘。ある未練を残して17歳で死んでから、かれこれ160年も浮世をさまよっているのです。一方、父の墓参りにやってきた地元の信金勤めの村田カエデは、うっかりお鈴さんの墓石に蹴つまずいたことから「奉公人」に指名され、手足となって働くことに…。「幻想」シリーズの著者が贈る、あったか可愛いファンタジー!振袖少女&平凡女子、時代超越のコンビのほっこり事件簿!

著者等紹介

堀川アサコ[ホリカワアサコ]
1964年、青森県生まれ。2006年『闇鏡』で第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

93
亡き父のお墓を訪ねていった仙台のお寺で墓石に躓いたカエデは160年前に亡くなったお鈴さんの幽霊に取り付かれ召し使いに任命される、呉服屋の一人娘で美人で高飛車でおこりんぼだが実はよい人のお鈴さんとぷくぷくでやさしい彼氏のこんちゃん平凡な信金OLカエデが数々の事件を解決、でもホラーでもミステリーでもなく幽霊のお鈴さんも全然怖くはない、タイトル通りのおせっかい屋さんのほっこり事件簿、清々しい読後感。「堪忍袋の緒が切れたわ!」シリーズ化しそうですね。2016/02/25

ゆかーん

64
亡くなったお父さんからの遺言を頼りに、本当寺に訪れた娘のカエデ。父の墓参りをしようとしたところ、舞妓のような姿の少女が目の前に現れます。お鈴という名前の少女は、許婚との未練を断ち切れずに現代を彷徨う幽霊…。お鈴に取り憑かれてしまったカエデは、様々なトラブルに巻き込まれて大変です!タイトルから、お鈴が主役なのだと思いきや、カエデが主役のような話ばかりだった所が予想外でした。ちょっと不思議で不気味な出来事を、カエデとお鈴の二人で解決するほんわかミステリーといった感じです(笑)2017/03/01

ダミアン4号

64
音信不通だった父の訃報…故人の希望もあって主人公は父の墓参に出かける。小さな墓石に躓き(蹴飛ばした?)顔を上げるとそこに舞妓さんの様な可愛らしい娘が…実は彼女、江戸時代、大店の娘として可愛がられたお嬢さんの幽霊である心残りにより成仏出来ずにいる…使用人にされた主人公は幽霊の無念(?)を晴らす手伝いを始めるが…とにかく漫画みたいな設定の物語で肩の力を抜いてゆるりと楽しむ事が出来ます。お鈴ひとりをこの世に残すのは不憫と自らも幽霊となって付き従う爺やとか…とにかくほっこり楽しいメンバーが揃って…シリーズ化かな?2016/04/20

はる

57
信金勤めのカエデは、うっかり振袖姿のかわいい幽霊・お鈴さんの墓石に蹴つまずいたことから「奉公人」に指名されてしまいます…。軽い感じのファンタジー&ミステリー。カエデと恋人のこんちゃんのフワフワした関係もホンワカ~。ユーモアタッチだけれど、一方で人間の黒い部分も結構描かれています。特に3話目はかなり怖かった。全体的には少し強引な展開が目に付いたけれど、まあまあ楽しめました。ただ思ったよりお鈴さんの出番が少なかったので、そこは続編に期待かなあ。2017/10/07

真理そら

50
カエデさんの彼氏のふっくらしたこんちゃんのキャラがとても好きだ。舞妓さんみたいなかっこした幽霊に付きまとわれないようにお墓では間違って墓石に蹴躓いたりしないでおこうと思った。2025/03/21

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