角川文庫<br> 金田一耕助、パノラマ島へ行く

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角川文庫
金田一耕助、パノラマ島へ行く

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041039069
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



芦辺 拓[アシベ タク]
著・文・その他

内容説明

志摩半島の近くに浮かぶ小島・パノラマ島。菰田家の当主である源三郎が造り上げた巨大な楽園は今や廃墟となっていた。建設会社社長の風間は、この地を一大ワンダーランドとする計画のもとに、旧友の金田一耕助を連れて島に渡った。翌朝、身元不明の殺人死体が発見される。唯一の手がかりは、帽子に刺繍された「…I KOGORO」の金文字。果たして殺されたのは、明智小五郎なのか―!?二大名探偵による、夢の競演!大好評パスティーシュ・シリーズ。

著者等紹介

芦辺拓[アシベタク]
1958年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。86年「異類五種」で第2回幻想文学新人賞に佳作入選、90年『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

121
金田一耕助&明智小五郎その3?。子供がそんな事しないよ~と思う面もあったけど面白かった。2016/03/15

HANA

63
二大探偵がそれぞれの代表作の舞台に行く。金田一耕助はパノラマ島へ、明智小五郎は獄門島へ。もうこの設定だけでご飯がお代わりできそう。パノラマ島は舞台も内容も物悲しく、真相のネタに至っては思わず驚きの声を上げる。言われるまでてっきりそういう事だったとは全く思わずにいた、思い込みの恐ろしい所であるな。獄門島の方は浮世離れしすぎていて、読み終わって自分の中でツッコミの嵐。遊び心も流石にここまで徹底されると……。それでも両編とも原作既読の身としては読みながら、常に懐かしさに襲われる。四作目にも期待したいものである。2016/03/03

りょうこ

44
ちょこちょこ読んでたのを昨日の夜で一気に読了!夢の共演金田一耕助と明智小五郎!どちらも読んだことがある方はより一層楽しめるのではないでしょうか?私は金田一耕助はほぼ⁈読み終えてるのですが明智小五郎の方はほんの数冊しか読んでないので、脳内で明智さん美化しすぎてるかも(笑)でも久々に獄門島に金田一耕助登場!はなんというかかなり楽しんだ!2016/03/22

かな

40
横溝正史「獄門島」は読んでたのですが、江戸川乱歩の「パノラマ島奇譚」未読でした。金田一シリーズってもう少し作品の雰囲気が暗いというかおどろおどろしていたと思うのですが。それより明智さん奥さんがいてびっくりと思ってたら、いま読んでる「魔術師」にその方がちょうど出てきました。収録策の「明智小五郎、獄門島へ行く」で明智小五郎と金田一幸助のまさかの夢の競演。小林少年は出るは少年探偵団(獄門島支部)は出てくるわ、なんと少年探偵団の歌は出てくるわ(めったに出ない4番まで)。まぁ実際聞いたことはないんですけど(笑)2022/10/24

中原れい

39
『金田一耕助、パノラマ島へ行く』『明智小五郎、獄門島へ行く』の2本を収録。文章もそれぞれの作家に似せ、元に劣らぬ妖しさたっぷりに描いたパスティーシュ連作の一部ですが、これ楽しい!!それにあっというまに読めます。主人公たちも元と変わらず魅力的ですし、お互い謎を解いただけでは終わりません。表紙が杉本一文氏なのもよろしい。気楽な読書にお勧めします。2017/06/02

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