ご機嫌な彼女たち

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041038871
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人生に必要なのは女ともだちだ、それもバツイチの。

離婚に傷つき娘と暮らす寧、年下の恋人のいる万起子、娘が口を利かない美香。夫を癌で亡くした崇子の料理屋には、今日もバツイチ女性が集まる。結婚、出産、離婚、自立、人生の転機に必要なものを探りながら--

内容説明

みんなシングル、おもにバツイチ。―そして子どもは、問題児!?やけに大人になってしまった女たちへ。やさしくってほろ苦い物語。

著者等紹介

石井睦美[イシイムツミ]
神奈川県生まれ。フェリス女学院大学文学部卒業。雑誌「ユリイカ」などの編集者を務めた後、1990年、『五月のはじめ、日曜日の朝』で第3回毎日新聞はないちもんめ童話大賞・第8回新美南吉児童文学賞などを受賞。2003年、『パスカルの恋』で第14回朝日新人文学賞(筆名・駒井れん)。11年、『皿と紙ひこうき』で第51回日本児童文学者協会賞受賞。15年、『わたしちゃん』で第26回ひろすけ童話賞。06年、サラ・マクメナミー『ジャックのあたらしいヨット』の翻訳で第53回産経児童出版文化賞大賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

taiko

84
それぞれの事情でシングルマザーになった女性たちの話。…子を持ち、仕事に励む登場人物たちが、皆カッコイイんです。悩んだり、迷ったりしながら、子供を守るために奮闘している姿に、頭が下がりました。年を重ねた最後の章で、みんなが幸せになっていて良かったなと、暖かな気持ちになりました。2016/06/07

めろんラブ 

82
四人のシングルマザーのお話。それぞれに悩みや苦労はあれど、「生きる・育てる」における揺るぎなさは共通項。時には停滞するけれど、強く、しなやかに、健やかに。暑苦しくない前向きさが心地良くて、読み疲れのない作品でした。この軽やかな物語に、何やら救われたような読後感。2016/03/25

のぶ

71
本の帯で4人のシングルマザーの物語だとあったので、男性の自分は何が起きても、対岸の火事だ、的なスタンスで読み始めたが結構引き込まれた。4人の女性の個性と子供の状況が良く書き分けられ、それらの人たちが絡みあうドラマは興味深い。登場人物の一人、万起子の「家族というものが鬱陶しくて、そこから逃れるのに必死だった」というセリフがあるが、シングルマザーという形態も一つの家族であり一局の人生だと思った。そんな状況の中で幸せを求める姿がそこにあった。2016/05/27

なゆ

69
この表紙を見て「読みたいっ」と。時々無性に読みたくなる、日々をがんばるいろんな立場の女性たちの話だろうな、と。意外だったのは、出てくる4人の女たちみんながシングルマザーだったこと。未婚で出産、離婚、死別と様々な理由もありつつ、そんな母親を見つめる子どもたちの視点の話もあって、なかなか面白い。小学校の担任からの呼び出され仲間という接点から親しくなる万起子と美香の話がいい。みんなある意味格闘してるなぁと思う。ひとりきりですごく頑張ってきた美香を応援しながら読んだから、ラストが嬉しい。崇子さんの生き方も素敵。2017/11/11

ぶんこ

69
とても素敵な作品でした。それぞれの事情有りのシングルマザー3人共に9歳の子持ち。後から2人の子持ち寡婦の崇子さんが加わり、年齢を超えた友情が育っていく過程が爽やか。特にだらしない母からネグレストされた貧しい育ちから、16歳で自立し、真面目にスーパーで頑張っている美香さんの生き方に感動しました。自分のような淋しさを娘に味わわせないと頑張る姿が神々しい。学歴や家柄に拘らず、16歳の美香さんを心から尊敬できる粕谷さんも素晴らしい。真面目にコツコツ頑張る人たちが主人公の本が大好きです。2016/08/26

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