角川文庫<br> エネミイ

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角川文庫
エネミイ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041037980
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

かつての犯罪被害者が容疑者となる連続殺人が発生! 社会派警察小説の傑作

愛する家族を失った4人の犯罪被害者たちは一堂に会し、それぞれの犯人への恨みを確かめ合う。しかし、その場で誓っただけだったはず報復が実現され、犯罪加害者たちが殺されていく。連続殺人事件の真相とは!?

内容説明

社員に裏切られ自殺した社長の娘、婚約者を理由なく殺害された青年、愛娘を暴走族に撥ねられた男、幼い娘を流れ弾で失った父―。4人の犯罪被害者が喫茶店で運命的に出会い、犯人への怨恨の念を確認し合った。一方、かつての加害者が次々と殺害される事件が発生。棟居・牛尾刑事は、一連の事件の背景に被害者の復讐があると突き止める。私情と法の間で正義とは何かを問いかける、圧倒的スケールの社会派サスペンスロマン。

著者等紹介

森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年熊谷市生まれ。青山学院大学卒。10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞・角川小説賞・日本ミステリー文学大賞・吉川英治文学賞を受賞。推理小説の他、歴史小説・ドキュメントにも作風を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

007

9
いじめ自殺を発端とした復讐サスペンス。出てくる喫茶店のコーヒーを飲んで見たいと思った。2018/01/26

こやまるぅ

2
とある喫茶店に集まった被害者たち。恋人の、大切な人の無念を晴らすため、自ら加害者に報復することを誓う。法治国家で私刑はご法度なのは分かってるけど、被害者側の立場に立ったら、やり返したくなる気持ちはよく分かる。何も悪くないのに、一生後悔しながら生きることになるのはしんどいだろうなあ。実刑を受けてるならまだしも、罪を逃れてのうのうと生きていられるのは…。四角、五角関係の犯罪で、人間関係がややこしい。笑 角田さんの潔さに救われました。オアシスみたいな心の拠り所、私も欲しいです。笑2019/06/23

あーさー

1
2時間ドラマでお馴染み、棟居刑事シリーズの一作。こちらもドラマでお馴染みの、牛尾刑事も登場する個人的に嬉しい作品です。内容は人間関係が絡み合い、さすがに手堅いです。2024/01/08

コウ

0
幾つもの事件の被害者(遺族)たちが、珈琲の美味しい喫茶店で巡り合い、加害者に報復を誓う。数日後、次々に殺される加害者たち。捜査を進めていく中で交換殺人の線が浮上するが――。設定は良かったのですが、結末が読めてしまい物足りなかったです。それに、なぜだろう?この作家さんとは合わないのか、登場人物に全く心が震えない。事件とともに素通りしていく感じで、以前読んだ作品と同じ人物が登場しても興奮しなかった。刑事物の小説は事件の内容より、登場人物に好きな人がいないとつまらないです。2016/06/15

プロサルファーゴルフ

0
それなりに楽しめた。2016/03/27

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