セブンズ!

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セブンズ!

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041037263
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

岩手県釜崎市。女子ラグビーチーム「ブロッサム」を率いる浩子は、来年の国体を見据えてチーム作りに奔走していた。なんとか個性豊かなメンバーが集まったものの難題は山積みで多くの壁にぶつかるが・・・・・・。

内容説明

ラグビーの町、岩手県釜崎市。7人制女子ラグビーチームの監督を務める奥寺浩子は、来年に地元で行われる国体での優勝を目指し、チーム強化に奔走していた。浩子の尽力で、子育て中の主婦、俊足女子高生、重量級の双子の姉妹ら、個性豊かなメンバーが集まるも、寄せ集めチームには、何かが足りなかった。浩子は、かつてラグビーをしていた妹の泉に大きな可能性を感じていたが、泉はある理由でラグビーから目を背けていた…。

著者等紹介

五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒。2001年「リカ」で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

208
やっぱりスポーツモノは涙腺がヤバいですね。中盤からはずっと涙が止まらず、目は潤みっぱなし、鼻はグズりっぱなしのアツい作品でした。テーマは7人制の女子ラグビーの話です。ラグビーを知らなくても、全然問題なく読み進めていけます。ラグビーを幼い頃からプレイし続けた姉と、秘めた才能に気づかずくすぶってる妹、そんなラガー姉妹の葛藤や、アスリートとしての苦悩も見事に描かれ、手に汗握る展開でした。改めて女性アスリートが戦いぬいていくのって本当に大変なコトなんだなと思わせてくれました。女子ラグビー、しっかり応援しなくては!2018/02/04

utinopoti27

151
熱い、熱すぎる!かってのラグビー王国岩手県も、今や昔の話。来る岩手国体に向けて、かっての王国の威信を復活させるべく、女子7人制ラグビーの監督を託された浩子ですが・・。本作は、いわゆるスポ根もの。年齢も、生活環境も、モチベーションもバラバラの選手たちをまとめてチームを作っていく苦難がストレートに伝わってきます。まあこの辺はありがちなモチーフではありますが、読者を引き込む筆力はさすがの五十嵐さん。また、ストーリーの軸がシンプルでぶれないため、終盤のゲームの臨場感が半端ない。熱い魂の交錯を堪能できますよ。2018/03/06

ゆみねこ

90
ラグビーW杯の開催が決まり、盛り上がる釜﨑市。2019年のW杯、2020年の東京五輪、しかしその前に地元岩手県開催の国体で優勝しなければならない。地元チーム・ブロッサムの監督兼プレーヤーの奥寺浩子の悩みは尽きない。少ない選手たちをどう育ててゆくか、対戦チームの研究や戦略。国体本番のシーンはドキドキ。スポ根もの好きな私にはとても楽しい読書でした。2017/12/18

紫綺

88
タイトルの「セブンズ」=7人制ラグビーは2016年からオリンピック正式種目となり、2019年には15人制ラグビーW杯日本大会が行われることもあり、人気上昇中!釜石をモデルにしたラグビー都市、釜崎を舞台に女子ラガーが獅子奮迅するスポ根もの。W杯前に、ラグビー知識の良い予習になった。2018/08/21

くろにゃんこ

65
女子ラグビーチームのお話。男子のイメージしかなかったのですが実際に女子ラグビーあるのですね。すごいなぁ~。過酷さにハラハラしながらも心熱くなります。読み終えて、表紙の絵を見ると感じていたイメージとずいぶん違ってます(笑)2018/02/13

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