解毒―エホバの証人の洗脳から脱出したある女性の手記

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解毒―エホバの証人の洗脳から脱出したある女性の手記

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041037096
  • NDC分類 198.99
  • Cコード C0095

出版社内容情報

それは、洗脳が解けた瞬間だった――。カルトの闇と闘った女性の壮絶な半生

幼少時から家族でエホバの証人に入信した女性の苦悩に満ちた半生と洗脳が解けるまでを描くノンフィクション。DV、2度の離婚、自殺未遂、家族との断絶を経て、どん底から彼女はアイデンティティを確立していく

内容説明

“実名・顔出し”で元信者が告発。カルトの闇と闘った壮絶な半生を描く渾身のノンフィクション。

目次

第1章 誕生
第2章 青春
第3章 結婚
第4章 師匠
第5章 脱会
第6章 自立

著者等紹介

坂根真実[サカネマミ]
1977年、東京都生まれ。日本うつ病学会正会員。日本トラウマティック・ストレス学会正会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

utinopoti27

119
洗脳の恐ろしさ、そこから抜け出すことの難しさは、折に触れて指摘されてきたように思う。とりわけ最近ようやくクローズアップされてきた統一教会問題。信者たちはなぜ自らの生活を犠牲にしてまで多額の献金を続けるのか・・。巧妙な教義の刷り込み、徹底した排他性、教団に対する依存体質の醸成等々、人間の弱さにつけ込む洗脳のメカニズム。本書は、こうしたカルト宗教の一つ『エホバの証人』二世信者である著者が、脱会までの想像を絶する苦難を克明に綴った記録である。政治家には返り血を浴びる覚悟で反社カルトの根絶に尽力して欲しいものだ。2022/06/13

kinkin

94
子供の頃から信者だった彼女がエホバの証人から脱出するまでが書かれた手記。宗教・信仰の自由の日本。何を信じるのも自由だ。ただ自分の意志で宗教を選択できない二世信者の存在が気になった。本来心のよりどころの宗教が教義が全てと心を支配していく思考やそれを監視密告社会はやはり異常だ。「地上の楽園」と「ハルマゲドン」といった白黒思考や教義に反する者の一部はサタンであるなどの偏った考え方に向けさせていくのはこれマインドコントロールというのだろう。著者の自伝そのものよりもこの教団の実態のほうが興味深く読めた。図書館本。2016/08/18

ネギっ子gen

44
“宗教2世”と呼ばれ、幼少時から「エホバの証人」に入信した著者の苦悩に満ちた半生と、洗脳が解けるまでを描いたノンフィクション。DV・2度の離婚も含め、“どん底体験”を経て洗脳を解き、自立していく様子が描かれる――。著者の到達点:<他人と過去は変えられない。変えられるのは、自分だけだ。親や社会を恨んでも、自分の人格が歪むだけである。私は、これからも現実と向き合って自分を変えていく>と。2021年5月10日に、NHK総合1「逆転人生」にて、「宗教2世 親に束縛された人生からの脱出」として放送し、著者も出演。⇒2021/06/22

おかむら

32
エホバの二世信者が脱会するまでの手記。二世は本人で選べないからツライよ。洗脳からは脱出できたようだか、なんだろう、なにか別のものに行ってるような危うさを感じます…。そこが面白いっちやー面白いとこ。あと文章は本人が思うほどは上手くはない(重複が多いせい?)。突然出てくる親族への送金云々は説明不足でもやもや感。2016/06/18

あまつ

29
Kindle unlimitedより。物心ついた時からカルト宗教に入信しており、宗教内の禁忌を犯して排斥処分を受け、家族と引き裂かれた女性の物語。一方向の視点では全ては見えないが、愛を説きつつも、愛を人質にしている様なカルト宗教の教義に疑問を覚える。カルト宗教から距離を置き、ここまで客観的な視点から自分を見て『解毒』に至った様は見事だと思う。完全な解毒に至りますように。2021/10/24

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