出版社内容情報
美しい写真で感じる日本の素晴らしさ……一生の宝物となる名著復刊!
『宙の名前』で知られる著者の2006年刊単行本『星のこよみ』待望の復刊企画。二十四節気にちなんだ星空と季語にまつわる事柄を、美しい写真とともに紹介。様々な自然の雑学も学べる究極の保存版!
内容説明
大ヒット『宙の名前』の天体写真家が贈る、星空と日本の自然の素晴らしさ―四季折々の麗しい日本の言葉を美しい写真とともに解説。
目次
春(立春(りっしゅん)
雨水(うすい) ほか)
夏(立夏(りっか)
小満(しょうまん) ほか)
秋(立秋(りっしゅう)
処暑(しょしょ) ほか)
冬(立冬(りっとう)
小雪(しょうせつ) ほか)
著者等紹介
林完次[ハヤシカンジ]
1945年、東京都生まれ。天体写真家、天文作家。日本天文学会などに所属。地上の風景を取り入れた詩情豊かな星空の写真で独自の世界を切り開く。星の名前を写真とともに綴った『宙の名前』はベストセラーとして話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ポチ
49
四季折々の写真、二十四季節、星座、ギリシャ神話などの解説、そして俳句。内容盛り沢山で季節の移ろいを様々な言葉と目で感じる事が出来る、まさに歳時記!2017/10/17
ちはや@灯れ松明の火
30
季節が過ぎれば星模様も変わる。立春の夜空には源平星を戴くオリオン、天狼星目映く駆ける雨水の頃、泡雪を解かす名残のプロキオン。佐保姫の薄衣に包まれて月は朧、春雨が潤した天に北斗七星。梅雨入りを知らせるスピカ、半夏生に揺れる天秤、赤く熱を宿したアンタレスは旱星。ヘラクレスは土用波に乗り、ペルセウス座流星群がお盆を彩り、二百十日に躍るは射手座。弓張、待宵、良夜、既望、月は夜毎に姿と名を変えて秋を運ぶ。北風の中に佇むカシオペヤ、大三角を横切る冬銀河の静寂、厳かな初日が東に昇る。春夏秋冬、見上げた空には星のこよみ。2019/07/21