Roman―冬の朝と聖なる夜を廻る君の物語〈下〉

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Roman―冬の朝と聖なる夜を廻る君の物語〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 324p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041036051
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

今だからこそ実現した新しいRoman。二つの冬の物語の結末は――!?今晩和(Bonsoir)、親愛なる地平線の旅人よ。これは愛を汚され、失って、彷徨いながらも抗い続ける女性の為の物語(Roman)だ。
報われずとも己が信じるものに生涯を捧げ、後の世に神の手を持つ者と称される男の物語(Roman)だ。美しきものを心に刻みつけて
目を閉じる者の物語(Roman)だ。君が迷う時は賢者の声に耳を傾けるがいい。だが、決めるのはあくまで君自身だ。
君が去るのならば、伝言だけは残してくれ給え。それもまた物語(Roman)だ。全てがどこにでもある特別な物語(Roman)だ。
さあ、詩を灯そう。詠い続けよう。聖夜(ノエル)に生まれいづる彼と共に。

<収録楽曲>
07.歓びと哀しみの葡萄酒
a piece of Noel number"06"
08.天使の彫像
a piece of Noel number"07"
09.美しきもの
a piece of Noel number"08"
10.黄昏の賢者
a piece of Noel number"09"
11.11文字の伝言
a piece of Noel number"10"


時を超え紡がれる幻想物語は今、新たな展開と終着点を迎える!
二つの冬の物語の結末は――!?



十文字 青[ジュウモンジ アオ]

Sound Horizon[サウンドホライズン]
サウンドクリエイター、Revoを唯一のメンバーとする超人気音楽ユニット。自らを「幻想楽団」と称し、物語性のある歌詞と組曲的な音楽形式による「物語音楽」を主な作風とする。作品は“Story CD”と銘打たれたコンセプト・アルバム群を主軸に展開している。

[ヒダリ]
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『ささみさん@がんばらない』『アーシャのアトリエ』等代表作多数。

内容説明

今晩和、親愛なる地平線の旅人よ。これは彷徨いながらも抗い続ける女性の為の物語だ。後の世に神の手を持つ者と称される男の物語だ。美しきものを心に刻みつけて目を閉じる者の物語だ。さあ、詩を灯そう。詠い続けよう。聖夜に生まれいづる彼と共に。

著者等紹介

十文字青[ジュウモンジアオ]
作家。北海道生まれ。2003年『純潔ブルースプリング』で、第7回角川学園小説大賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鳩羽

8
物語を探す双子の人形、その2点が朝と夜の地平線を無限に切り出し、誰かの人生として朝と夜の狭間にいる「彼」に観測させ続ける。「彼」は自分が生まれてくる物語に巡り会うことはできるのか。音楽アルバム「Roman」のノベライズ完結編というだけでなく、現在までに発表された楽曲間を繋ぐエピソードも盛り込んでいて、新たな外側を感じさせるSHをそのまま表現しようとした意欲作。それが読者やリスナーの現実と即繋がるかというと疑問も感じるが、読み物としては、楽曲では足りなかったところをしっこり肉付けされていて面白い。2016/07/11

あけさと@ぷに

7
ノエル、ようやく君の物語がわかったよ。2017/05/28

水瀬しあ

3
Romanのノベライズなのか、ヴァニスタのノベライズなのか…両方なんでしょうけど、個人的には分けて欲しかった気が。オチを持っていくというのは強いので、結局ノエルの物語だったような気がしました。それはつまりイヴェールの物語でもある、と言われればそうなのかもしれませんしそういうつもりなんでしょうけど、その辺りは好みと解釈の問題かな…。「天使の彫像」の、美を求めるオーギュストの心理描写が真に迫っていて、何かを得るには何かを捨てるしかないのだとやりきれない気持ちになりました。あれはきっと幸福でもあり不幸でもある。2016/07/29

くろう

2
十文字てんてーが描くRomanの下巻。あれ、やばい。楽曲がうろ覚えになっておる…。女性陣がたくましく頼もしい。女性は凄いな。クロエの選択とノエルの幕間の物語。ノエル先生と小学生とのやり取りがなんか好き。ヴァニシング・スターライト…がわからねえ(; ・`д・´)勉強不足だなあ。1からききなおすか。2016/07/23

冬桐

1
あのアルバムたちからここまで壮大な話を作り上げる作者さんに感動です。 それぞれ、名前は一緒でも違う人生を歩む“彼ら”のそれぞれの物語。 そして、“ノエル”が生まれ出て来るまでの物語。 それぞれに彼らの人生という“物語”があり、それぞれに感じ方が全て違う。 それでも、最後の時まで諦めずに歩き続ける。 という最後の締めは本当に好きです。 それにしても、あの曲のこの人は実はこの人?とかいろいろな繋がりを想像できて本当に楽しかった! 改めて楽曲全てを聞き直すとどうなるのか、やってみよう!2022/11/17

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