戦う民意

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戦う民意

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041035962
  • NDC分類 312.199
  • Cコード C0095

出版社内容情報

行動する沖縄県知事の初の書籍、緊急刊行!

沖縄の危機は日本の民主主義の危機。「米軍基地の辺野古移設問題」に際し、なぜ安倍総理は知事に会おうとしなかったのか? なぜ「民意」は置き去りにされるのか? この国の地方自治や安全保障の在り方などを問う。

内容説明

沖縄の危機は、日本の民主主義の危機。なぜ安倍総理は知事に会おうとしなかったのか?置き去りにされる民意は、地方自治の危機。“行動する知事”が、この国の民主主義と地方自治、安全保障のあるべき姿を問う!

目次

第1章 日本政府との攻防(圧倒的な民意の表明;普天間周辺住民も移設に反対 ほか)
第2章 この国を問う(沖縄はどうするのですか;相反する立ち位置のバランス ほか)
第3章 品格ある安保体制を(すれ違う本土との安保観;時代によって変わる基地の意味 ほか)
第4章 苦難の歩み、希望への道(慰霊碑に込めた平和への願い;侵略と差別の歴史 ほか)
第5章 アジアへ、世界へ(基地は沖縄経済最大の阻害要因;跡地利用の巨大な経済効果 ほか)

著者等紹介

翁長雄志[オナガタケシ]
沖縄県知事。1950年、沖縄県那覇市生まれ。父は琉球政府立法院議員や真和志市長、兄は沖縄県副知事を務めるなど保守政治家の一家に育つ。75年、法政大学法学部法律学科卒業。85年より那覇市議会議員を2期、沖縄県議会議員を2期務めた後、2000年、那覇市長となり(以後4期)行財政改革や環境問題などで大きな実績を上げる。14年10月、オール沖縄で「米軍普天間飛行場の辺野古移設反対」を訴えて沖縄県知事選挙に立候補。前職の仲井眞弘多氏を10万票の大差で破り、同年12月に第7代沖縄県知事に就任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

48
いま、日本の民主主義、地方自治は危機に陥っている(6頁)。至極マトモな指摘として、選挙の争点は安倍自民党の衆院結果はアベノミクスでの集票であり、決して集団的自衛権の法制化ではなかったという点(24頁)。43頁~オスプレイが出てくるが、これを書いているのは4月18日で安倍はオスプレイに頼んだらしいが、そんなもの被災者からすれば招かれざる客である。危険極まりないものが被災地に降り立っていいんかね? 魂の飢餓感:大切な人の命と生活を奪われた上、差別によって尊厳と誇りを傷つけられた人々の心からの叫び(62頁)。2016/06/09

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

36
米軍基地の存在は沖縄経済の発展の一番の阻害要因だそうです。米軍基地による収入は今の沖縄にとっては微々たるものだなんて全く知りませんでした。保守と革新の心を捉えていく所が巧いなと思いました。2016/05/23

カープ坊や

17
まことに恥ずかしい話ではありますが、無知な私は数年前まで沖縄は基地と補助金に依存していると錯覚していました。 そして私の周りにはまだまだ錯覚している友人知人が多くいます。そんな彼らにも是非読んでもらいたい一冊です。 沖縄の民意を無視してまでどしても辺野古に新基地を建設したいのは誰のため!何のため! 明治政府に侵略された琉球王国、太平洋戦争では本土防衛のため捨て石にされ、戦後日本独立の際にも見捨てられた沖縄。我々本土の日本人は沖縄の方々に甘え過ぎているのではなかろうか? 今後とも翁長知事の活躍を期待したい2016/03/31

またの名

12
引退した歌姫も弔辞を送った故沖縄県知事。「日米安保賛成でなぜ辺野古移設に反対するのですか」と聞かれ「あれ?本土の方は安保に反対ですか」「いや賛成ですよ」「賛成なのに、なぜ本土に基地がほぼないのですか」と聞き返す氏は、代々保守政治家ファミリー。保守だから自分の生まれ育った故郷を大切にして子や孫の平和と安全を守るのが一番の仕事、と語る。左右の争いが物心ついた時から身近で対立をなんとか乗り越えようとした政治人生では、市庁舎に日の丸を掲げもし、極端に走るのも無抵抗に順応するのも避ける苦渋のバランス選択が目立った。2018/09/28

チェアー

11
沖縄が日本に甘えているのか、日本が沖縄に甘えているのか、と言われると、本土の人間である自分は絶句してしまう。沖縄が基地経済から既に脱していることや、基地を返還した方がはるかに経済効果があること。アジアへの結節点として自立していく可能性(そうしなければいけない)を示す。オール沖縄の世論をまとめるために腐心した筆者の現段階での主張のまとめ。2016/02/19

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