蜷川幸雄とシェークスピア

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蜷川幸雄とシェークスピア

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041034798
  • NDC分類 775.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ニナガワ・シェークスピア劇の全てがわかるインタビュー・解説集が誕生!

「藤原竜也ハムレット」「阿部寛ブルータス」……全く台詞を変えずに、文化と時代を超えたコラボを実現させた新生ニナガワ・シェークスピア劇。熱き半世紀の挑戦とエピソードをまとめた、26タイトル全舞台の記録。

内容説明

「生きるべきか、死ぬべきか?」「おまえは何者?」文化と時代を超えて突きつける新生ニナガワ・シェークスピア劇。古典に新たな命を吹き込んだ、前代未聞、大胆不敵な演出の全記録。シェークスピアを現代に蘇らせ、世界で絶賛される蜷川幸雄。氏の専属通訳を務め、その活躍を間近で目撃してきたジャーナリストが再現する、熱き半世紀の挑戦とエピソード。演劇ファン必読の一冊!全26タイトルのあらすじ、公演データ、貴重な写真も掲載。

目次

第1章 蜷川シェークスピアを確立させた初期の四作
第2章 国王たちの物語
第3章 異国情緒の武将たち
第4章 一回きりの歌舞伎体験
第5章 「オールメール・シリーズ」の喜劇
第6章 家族の再生を描く「後期ロマンス劇」
第7章 永遠のテーマ『ハムレット』
あとがきにかえて

著者等紹介

秋島百合子[アキシマユリコ]
ロンドン在住ジャーナリスト。1950年生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒。米経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」東京支局に勤務。75年から78年までロンドンBBC(英国放送協会)日本語放送から日本に向けて放送。85年「この世はすべて舞台」で第1回ノンフィクション朝日ジャーナル大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうすけ

15
蜷川幸雄が手掛けたシェイクスピア劇をまとめた本。もう少し写真など豊富だと嬉しいが、海外の劇評など、良いものも悪いものもよくまとめてあってありがたい。仏壇マクベス、佐渡島テンペスト、藤原竜也版ハムレット見たかった。世界のニナガワと言われつつ、欧米社会が日本をどう見ているのか、というか見下しているのか、冷静に見抜いているあたりかっこよい。2021/06/11

幸子

3
朝起きて満員電車に乗り、決まった場所で過ごし、一日が終われば風呂に入りテレビを見て・・・。そんな毎日を繰り返すうち、自分の世界はいつの間にか狭くなっている。この本を読むと、平面的になっていた思考・感覚がにわかに立ち上がり、この世は多くの層から成っている立体的なものだと思い出すのだ。 役者の個性がいかに役柄に大きな影響を持つかを述べる文もあれば、社会構造の矛盾が芝居のバックボーンになっていることをドラマティックに述べる箇所もある。シェークスピアの作品と、それを舞台に創り上げる蜷川の多彩さが描かれて余りある。2018/10/15

仁科久美 敢太郎 潤

0
蜷川幸雄さんが亡くなって手に取った。日本人には敷居が高かったシェークスピアを、身近にしてくれた。シェークスピアはもっと猥雑で大衆的だと。ハムレットなど、もっと演出作品を観たかった。残念。2016/07/08

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