運命の花びら〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 371p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041034774
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

森村誠一作家生活50周年記念の記念碑的作品

松の廊下事件によって仲を引き裂かれた赤穂浪士・前原と婚約者・千尋。以後、日本歴史を彩った節目に、両人の家系に連なる末裔たちが巡り会う――。

内容説明

亡君の仇討ちを胸に秘めた赤穂浪士・前原伊助は、吉良家の奥女中・千尋と許されざる恋に落ちてしまう。いずれも主家を捨て、2人の恋を達成すべきかと思い悩むが、吉良邸への討ち入りは予定通り決行される。討ち入りの夜、再会した2人は声なき声を交わして別れた。「いつの日か、自分たちの末裔が後の世に出会って、実らざる恋を達成するだろう」これ以後、日本の歴史を彩った節目に、ふたりの家系に連なる者たちが幾度も巡り会う。赤穂浪士討入事件、二・二六事件、ミッドウェイ海戦。時代の荒波に揉まれながら、波瀾万丈の出会いと別れを繰り返す恋人たちを描いた、重層的恋愛小説。

著者等紹介

森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県生まれ。青山学院大学卒業後、ホテルマンを経て作家に。69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞を受賞。『人間の証明』『野性の証明』『悪魔の飽食』など数多くのベストセラー作品を発表。2004年に第7回日本ミステリー文学大賞、11年に『悪道』で第45回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

52
森村誠一は40年近く読み続けている作家の一人です。本作は著者の作家生活50年記念作品とのこと、かなり気合が入っています。一言で表すと「輪廻転生恋愛大河浪漫小説」という感じです。トータルの感想は下巻読了後に。話は変わりますが、森村誠一の公式サイトはすごく充実していますので、一度覗いてみて下さい。⇒http://morimuraseiichi.com/2015/11/12

jun

14
赤穂浪士と吉良邸で働いていた女性との悲恋から話は始まるけど、もっと繋がりがあるお話しかと思ってたら、そうではなく、一つ一つが独立したものになってる。そのせいか、あまり入り込めなかった。ただ、その中の一つの戦後に零戦で地方の暴利団組長の邸に突っ込んだという話は、これはまったくのフィクションだよね?2015/11/13

hiyu

6
本書のような展開は非常に好き。登場人物の相関を追いかけるのに頭は使うが。ただ、本作の骨子である2人について、長編になってもよいから、狂わしいほどの絶望や波瀾万丈、そして希望へと至る心情を見てみたかった。後半はどうなっていくのだろうか。2019/04/08

チャオ

4
純愛小説というのか、この手の本は最近は読む機会がほとんど無かったので、なんか違和感を感じて読んだ。下巻を読むのには、なんかこだわりがあるので、下巻を読もうか悩んでいます。今の時代に生まれてきたことに感謝です。2016/02/07

tko

3
赤穂浪士と新選組の末裔、前原と山南家の絡み。何を言わんとするのか?オムニバスの様だが下巻で落し前がつくのを期待している。好きな森村さんガッカリさせないで下さい。 2016/01/10

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