出版社内容情報
28年ぶりに復活! 大人気シリーズの最新巻
高校生の星叶は、夏合宿の帰りに部員たちと山小屋で一晩明かす。家主の女性の姿を夜中に見かけると、いきなり叶の母親の星泉なのだと告白される。泉と叶の母子関係はどのような結末へ向かうのか……。
内容説明
17歳の星叶は、演劇愛好会の夏合宿の帰り道、山中でひっそりと暮らす母・泉と再会する。ごく普通の高校生からヤクザの組長になった泉は、ドイツの会社で働いていた!?その直後から、友人が殺されたり、尾行されたり、ついには知らない男たちに追われたり。間一髪の所で助けだされ、連れて行かれた屋敷の寝室には20代の母と知らない男性が写っている写真が飾ってあった…。星親子が大活躍!大ベストセラーの続編、登場。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
95
赤川次郎の全盛時代は、ミーハーで軽い感じがしたので、敬遠していました。今回30年ぶりに懐かしく「セーラー服と機関銃」の新作を手に取りました。著者は60歳台になっても相変らずですネ。また本作は映画化をかなり意識して書いてる感が強いと思います。映画の新作の原作は本作ではなく、「セーラー服と機関銃」のリメイク的な感じなんですね。本作のレビューで区切りの600件となりました!2016/04/14
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
60
「セーラー服の日」の読み物フィナーレ。「セーラー服と機関銃」の続々編。本書は、星泉の一人娘の星叶が山中でひっそりと暮らす母泉と再会したことから、トンデモない事件が次から次へと襲ってきて、親子で国家権力を相手に活躍する話。泉ファンの私、高校卒業後、どんな人生をおくっていたのかが気になっていたが、今回それが明らかに。元ヤクザの組長らしく、現実離れしていて、突拍子もなかったが、まさにサブタイトル「疾走」のような人生だった。娘の叶も母親ゆずりで度胸がいい。相棒との今後が楽しみ。今回もあっという間に読了。2021/03/25
再び読書
55
流石の読みやすさは健在です。肩が凝らない読書は和みを生みます。為になる読書も必要ですが、堅い内容の本は読む側にも、エネルギーを要します。あまり褒めていない様に感じるかもしれませんが、赤川氏の本は読書に疲れた時の一服の清涼剤に感じる時がある。やっとこの本の感想になるが、星泉の型破りなところは健在で、ここは突っ込まない点ではあるが、荒唐無稽な事件に親子共々巻き込まれていく。赤川作品の大部分は恋愛描写も軽く、未だに殺しさえなければ、小学生の本を読むのが苦手な子に勧めたい。2017/11/16
『よ♪』
54
前作から27年──17歳の星叶は"あの"目高組四代目組長、星泉の愛娘。その辺の事情から母親と離れて暮らすフツーの子。…なんだけどそこはやっぱり本シリーズ!泉との再会を皮切りに次々と厄介事に巻き込まれちゃう💦大変だねぇ…。<悪>の描き方が今っぽい…かな?まあ…ね?あ、そうそう!ちょっとコミカルなサブキャラ、巨漢"久我"がボクのお気に入り♪叶とのコンビはスカッと且つ微笑ましい♪三部作、楽しかった♪ *注)ところで今どきセーラー服ってどーなん?『ブレザー女子と機関銃』じゃダメなん?『スクールカーデと~』とか?2021/03/25
10$の恋
46
今回の主役は「星叶(かなえ)」……ゲ!叶はもしかして・・そのもしかしてだった。母娘で巻き込まれちゃう、そういう「星」の元に生まれてきたんだね。こりゃオモロい予感しかない。母・泉の過去にいきなり叶も巻き込まれる。ドキドキ感がパワーアップされているぞ。対手は闇でザワザワ蠢き迫る。母の泉と切り抜ける幾多のピンチ、絶体絶命の連続。そして、やはり手にとったのは『機関銃』。無鉄砲娘に機関銃を持たせる、この対比がグッド。手に汗握って連射のようにページを繰ったよ!まだまだ続きを読みたいな、「こ~のまま、何時間でもぉ♪」…2021/03/25
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