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出版社内容情報
13世紀の最新鋭兵器“銃”登場!対馬軍、苦境!元寇を描く歴史ロマン!
山間の隘路を撤退する朽井達に、モンゴル人の若き将軍ウリヤンエデイが迫る!見通しのきかない曲がり道を巧みに利用し、ゲリラ的な待ち伏せ攻撃を企図する対馬軍は、蒙古軍を振り切ることができるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
46
阿比留弥治郎、本当に〝これから〟の男だったよ・・・。ウリヤンエデイ将軍、なかなかの傑物、部下からも愛されてるなぁ。狂狼みたいな元軍でも異彩を放ってる。しかし元軍も高麗人や漢人もいて一枚岩ではない。この辺りに生き残る術があるのか。後半は迅三郎が北条時宗の政争の犠牲者だったことが語られるが、迅三郎の覚悟の有り様が少し解る。シニカルさの影の、切り捨てられない優しさが。2018/09/13
流言
34
『壇ノ浦の戦いから八十九年が経つ』。鎌倉時代をリアルな時間感覚をもって捉えることができないでいたが、そうか、あれから89年しか経っていないのか……と不思議な気持になった。策を弄して苦せずして九州への影響力を強めた北条時宗、一枚岩ではない蒙古軍、火を噴く『銃』、閃く『鎗』。今までは面白くはあってもどこか神話の戦いのようでいわば他人事だった700年前の戦いが、一から十まで架空の物語ではなくかつて確かにあった戦いを元にしているのだというのを急に思い起こされた内容だった。雑記帳にでてきた羊肉の塩茹でも美味しそう。2016/03/07
ひろき
17
姫のつん照れなとこがかわいい!2016/02/17
SEGA
14
迅三郎の過去エピソードで、ついに執権時宗登場。若くて一見頼りなさげな時宗の恐ろしさが遺憾なく発揮されています。これら謀略のすべてが来たるべき蒙古襲来に備えての策とも読め、単に非情な権力者とは言えないですね。2015/12/24
のぶのぶ
13
震天雷に続いて銃が出てきた。蒙古軍。蒙古軍と高麗軍との戦利品を巡りの仲間同士のつばぜり合いで1日。元寇も一枚岩ではない、寄せ集めの軍勢。火種があれば、どこも火が上がる。いよいよ安徳帝が出てきてどうなる?さあ、5巻へ。震天雷には、金属片が入っているのを初めて知った。2016/09/01