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出版社内容情報
作中に登場する美術作品や建築物など、240点のカラー図版を、小説にあわせて収録。フィレンツェ、ヴェネツィア、イスタンブールの美術遺産が彩るラングドン教授の事件簿。
内容説明
病院で目覚めたラングドン教授は、窓の外の眺めから、イタリア中部の都市フィレンツェにいることに気づく。しかし頭部の傷や、自分が病院のベッドにいる理由を思い出すことはできなかった。直後、担当医師が襲撃されるところを目撃したラングドンは、女性医師シエナ・ブルックスの手引きで命からがら病院を脱出した。何者かがラングドンを探し出そうとしているのだ。シエナは彼の上着の隠しポケットから高性能バイオチューブを発見。内部に埋め込まれたプロジェクターが壁に映し出したのは、ダンテ『神曲』“地獄篇”へのオマージュとして捧げられた、ボッティチェルリの『地獄の見取り図』。そこには原画にはない暗号が描きこまれていた。謎を探求するうち、ラングドンはフィレンツェの象徴ともいうべきヴェッキオ宮殿にたどり着き、美術館の展示室からダンテのデスマスクが盗まれたことを知る。美術界の重鎮が命がけで託した手がかりを頼りに、ラングドンは消えたマスクの行方を追うが―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Smith, Ordinary. Person.
3
美術遺産を巡りながら謎を追うタイムリミットサスペンス。値は張るけど、やっぱりヴィジュアル愛蔵版はいいです。図版のおかげで人物の行動や何を見てそう発言しているのか、イメージしやすい。おかげで物語を通常版の何倍も楽しめた。2015/09/07
Satoko Tomono
2
天才的な遺伝子工学者によって仕掛けられたパンデミックが世界のどこかで起きる。それを阻止しようとラングドン教授が奔走する。彼を狙う敵から逃れながら。ラングドン教授はダイ・ハードさながらのタフさを発揮する。後頭部に瀕死の銃傷を負いながら食うや食わずの逃走劇を展開するからだ。パンデミックは世代をまたいで影響を及ぼす。悲観的な結末のはずなのに明るいエピローグだった。読後感が心地よい。映画を観る前にぜひ読んでおきたかった。愛蔵版で熟読し、フィレンツェ、ヴェネツィア、イスタンブールの遺産と美術を満喫した。2017/01/05
レクサソ
0
先に買っておいたハードカバーの下巻がなくなってしまい、仕方なく買いに行った本屋にて愛蔵版に遭遇。迷いなく購入。ていうか、いつもラングドンシリーズはこればっかり!だって愛蔵版のが絶対いいんだもん!何回買い直したことやら。ちょっとひねってはいたけど、やっぱりワンパターン感がある。それでも面白いかな。2017/02/22
キツノカ
0
安易な結末に走らないのはよい。謎が繋がり大きな真実に辿りつくというような大きな開放感は無い。前半と後半で印象が違う。2017/02/01
tulip
0
まさにエンターテイメント小説。フィレンツェ、ヴェネツィアを駆け巡りながらの謎解き。それにしても世界の人口云々は現実味がある気がして恐ろしい。 ヴィジュアル愛蔵版はとても良いが、ずっしり重くて寝ながら読むには適していません。手が震えました。2018/09/03