出版社内容情報
長野県警・城取警部補は不正な寄付を受けた疑いの代議士の身辺調査を命じられた。更に彼の秘書2名は相次ぎダイビング中に事故死。やがて事件を結びつけるある人物の存在が明らかとなり、事態は思わぬ方向へ
内容説明
長野県警・城取警部補は、不正献金の疑いのある地元選出の与党代議士・柳平の身辺を調査するよう命じられた。彼の議員秘書2名が相次いで、和歌山沖、石垣島沖でのスクーバダイビング中に死亡していたのだ。迷宮入りする献金問題、秘書に届き続けていた怪文書。当初は事故と思われたが、捜査の進展とともに2つの死を結びつけるある女性の存在が明らかになり…。気鋭の乱歩賞作家が描く、たくらみに満ちた社会派ミステリ!
著者等紹介
遠藤武文[エンドウタケフミ]
1966年長野県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2009年『プリズン・トリック』で第55回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
103
城取警部補その4。今回は長野を飛び出して捜査する。次作への伏線らしきものが最後にあって気になる・・・。スクーバダイビングって表現されてるけど今まで一般に使われているスキューバは日本独自の表現っぽいのでスクーバが正解?。2015/10/16
papako
74
城取シリーズ2冊目と思ったら、4冊目なんですね。県出身の議員が入閣するかも。身体検査を命じられた城取組。議員の秘書が2年連続して海で亡くなっていることがわかる。自殺が他殺か謀殺か。台湾との関係や強制連行された中国人。靖國なんかが絡んで途中までは面白いんだけど、動機が弱くて、そこまでする?となってしまいました。残り2冊、文庫化するのかしら?2021/02/11
み
26
面白かったぁ♪このシリーズで一番好みです、最後のトコは気になりますが…、シリーズ終わっちゃうの?ちと心配。2015/11/19
RIN
20
城取警部補シリーズ4冊め? さすがに長野県だけでシリーズ化するには無理があると思ったのか、今回は広域捜査官(?)ばりに沖縄やら和歌山やらに遠征。社会派ミステリの書き手との自負からか、昨今の諸問題やら政治的ネタやらが盛り込まれているものの、やや消化不良ぎみ。このページ数でこれだけのテーマを押し込むのはちょっと無理があったかも。そして…。いつもながら、妙に細かい描写が気になる。書架から本を取り出す仕草の指の位置の説明なんて要らないと思うし。ステップアップかドロップアウトかする城取刑事の次の展開に期待。2018/02/03
kei@名古屋
18
城取さんはどこに行っても城取さん2016/05/23