角川文庫<br> 大きな音が聞こえるか

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角川文庫
大きな音が聞こえるか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 752p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041032350
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



坂木 司[サカキ ツカサ]
著・文・その他

内容説明

退屈な毎日を持て余す高1の泳。サーフィンをしている瞬間だけは、全てを忘れられる気がした。そんなある日、泳は“終わらない波”ポロロッカの存在を知る。「この波に乗ってみたい―」。こみ上げる想いに、泳はアマゾン行きを決意する。アルバイトや両親の説得を経て、退屈な日常が動き出す。降り立った異国が出会ったのは、様々な価値観と強烈な個性を持った人々。泳はもがきながらも、少しずつ成長していき…。

著者等紹介

坂木司[サカキツカサ]
1969年、東京都生まれ。2002年『青空の卵』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

るーしあ

165
分厚い!!前半はアルバイト編、後半はアマゾン編で上下巻2冊に分けてもいいぐらいだ。まさに青春真っ只中。バイトに旅に色々な経験をした泳の成長を見るにつけ、時には自分の高校生時代の思い出を重ね合わせ、時には親の視線になって暖かい目線で見守っている。アマゾンで一緒に旅をした仲間達との別れのシーンからジワジワきていたが帰国後の母親との会話でついに号泣。終始入るツッコミも笑いを誘ういいアクセント。読み終えるのが寂しく覚える小説は久しぶり。オススメ。「ポロロッカ」で検索すると本当にサーフィンの動画が出てくるんだなぁ。2015/10/09

mariya926

144
かなり分厚かったですけど、面白かったー。サーフィン好きの高校生の泳が伯父がブラジルに赴任したのをキッカケにポロロッカ(終わらない波)に乗りに行く物語。毎日がつまらないと恵まれた環境で思っていた泳ですが、バイトを始めたりして、ポロロッカに乗りたいことを伝えていくと不思議と道が開けていきます。後半はブラジルの空気だったり、ポロロッカのサーフィンを撮るチームとの出会いだったり、泳が成長していくのが楽しいです。高校生の頃、心で思っていたことを言語化してくれているので、特に高校生にはオススメです。2021/02/11

なこ

128
坂木さん初読み。主人公が夢を叶える場面はもちろんだが、その前後のこともしっかり描かれている。無気力な日々のなか、やりたいことを見つけ、様々な体験を経て人生観や世界観がかわる。自分が動くことでうねりが起こり、貴重な出会いや出来事を引き寄せる。自分は「生きている」のか、それとも日々時間を消費してるだけなのか、と改めて考えさせられた。 とても良かった!本が付箋だらけになってた〜^^;2016/12/19

あすなろ

120
雑草魂に対するガーデニング魂。現代の主人公の様な少年世代を標榜する言葉として面白く受け止める。そんな現代少年が、冒険と成長をして行くストーリー。こんな成長の仕方ってイイなぁー、と染み入る。全てはポロロッカにて波乗りする為、ガーデニング鉢ある庭から異国大地の河まで旅をしているかの様。その冒険譚たるや一読の価値あり。チョイと父親はうっとおしいが、育て方を間違えていないということだろう。そして現代は少年が青年になる通過儀礼においてもグローバル化したのだ。ヤドヴィガさん紫崎さん。オススメ、ありがとうございました!2015/10/03

mocha

110
「大きな音」それはポロロッカ(アマゾン川を遡行する波)の音。少年が骨をギシギシ軋ませながら一足飛びに成長する音。何不自由なく育った少年が、ぬるま湯のような毎日から抜けだそうと“何か”“どこか”を求めた日から、冒険が始まる。「腐ると思った。だから初めて自分から動いた。そうしたら世界の色が変わった。」波に抗い、揉まれ、そして波に乗る。彼が起こした波は感動という波紋を起こす。バブル世代の両親が、息子の成長を嬉しくも寂しい気持ちで受け止める姿に共感し、涙が出た。ど直球の青春小説。2015/12/22

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