出版社内容情報
ド貧乏から玉の輿!と思いきや? 目指せ舞姫! 王道和風ファンタジー!
奉公先で良家の旦那様に見初められた少女あおい。だが、花嫁を迎えに来たという青年から崖に突き落とされ、目が覚めるとそこは仙界で!? 第13回ビーンズ小説賞〈読者賞〉受賞の王道和風ラブ・ファンタジー登場!
内容説明
一家の大黒柱として懸命に働く少女・あおいに訪れた転機―それは玉の輿。良家の旦那様に見初められたあおいを、高級駕篭と美しい青年(ただし目つきが悪い)が迎えに来たが、その道中、突然青年が「崖から飛べ」とあおいに告げる。訳も分からず崖から落ち…目が覚めると、そこは『仙界』で!?「やってやろうじゃない。今日から舞子に転職してやるわ!」ビーンズ小説大賞“読者賞”受賞の、王道和風ファンタジー!!
著者等紹介
小野はるか[オノハルカ]
第13回角川ビーンズ小説大賞にて読者賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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でんか
19
わりあい好きです。全2巻の1巻目。これ単独でも読めます。下働きとして働いていた主人公、縁談が持ち込まれ、迎えに来た男に突き落とされ連れていかれた先は天界だった、てなイントロ。中華風なファンタジーでオリジナル設定があるので、そのへんちょっと飲み込みにくい感じでしたが、話そのものは王道な少女小説的展開で好きです。ヒロインはバイタリティのある良い子。ヒーロー氏は、最初絶望的なくらい事情を語らぬ男でどうしてくれようかと思いましたが、途中から段々主人公に惹かれ、求愛行動までとってしまう始末。良い感じのカップルです。2018/03/10
紅羽
8
ヒロインは郭公と不如帰の間に生まれた鳥仙。人間の夫婦に託卵され、人間として成長という鳥設定が面白いです。縁談話と騙され、鳥界山へ拐われ、鳥仙となるべく奮闘するあおい。そんなあおいの成長を見守る連雀のもどかしい恋模様も微笑ましいのですが、作中に登場する様々な動物の仙が可愛いです。中には恐ろしい一面も持ってますがね…。後、あおいの翼変をイラストで見たかったな。2016/01/06
六花
6
1巻目。実は鳥仙という仙だった江戸庶民のあおい。彼女を舞子として教育する青年連雀。初めは自分は人間だと抵抗していたあおいが、いつのまにか仙である事を受け入れてた。おまえのプライドはガラスか?仙である事を受け入れるキッカケとなるエピソードでもあれば良かったんだけどな…(´・ω・`) でもあおいがピンチの時に都合良く連雀が助けに来ず、ギリギリまで自分の力で何とかしようとしたのは良かった。2017/12/16
紫鈴
5
んんーなんだろう、何か物足りない感じ。主人公頑張ってるし、恋愛要素あるし、吉備さんステキだし、たぬき可愛いし(脱線)・・・。恋のライバル不足?苛められかたが中途半端?順調に行き過ぎなのが気になるかな。あとがきの「雀のお宿」本編で見たかったです。☆32016/08/25
イカまりこ
4
後宮の検屍女官で知り、サイン本キャンペーンで当たった!年始から男目線の本を読んでいて胸キュンが足りなかったので補充。全く違う環境に連れてこられても、なにくそと頑張るあおいは応援しがいのある主人公。そしてお相手の連雀が程よく乙女心をざわつかせる。まず言葉が足りない。その分を回りの世話焼きたちが補うんだけど、二人の関係を面白がってるから意識させたり悩ませる情報ばかり。あおいの心境がめちゃくちゃ可愛かった。鳥がモデルのキャラたちで、それぞれの鳥を検索。イラストが凄く特徴捉えてると思う。連雀カッコいいわぁ。2023/01/05
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