出版社内容情報
東北を巡る、殺人事件に、十津川警部が奔走する!
一人旅をしていた警視庁の刑事・酒井は同宿の女性にふとしたきっかけで誘われて一緒に露天風呂に入った。翌朝、その女性が露天風呂で死体となって発見され……。「死体は潮風にふかれて」他、4編収録
内容説明
不老不死温泉で殺人事件が起きた。重要参考人として、休暇で訪れていた警視庁刑事の酒井が連行される。弘前署から連絡を受け、十津川警部は青森へ。留置されている部下の話では、死亡した女性から誘われ、露天風呂に一緒に入ったはいいが、翌日には急に態度が変わったという。しかし解剖の結果、酒井が一人で露天風呂に入っていた時刻に、女性が死亡しており…(「死体は潮風に吹かれて」)。他、東北を舞台にした4編を収録。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まり
4
図書館本。短編集でサクサク読めた。鉄道は出てくるけどトリックにすごく使われたとかではなく普通の推理小説って感じで、それはそれで面白かった。2023/03/17
陽
0
東北出身なので、タイトルに東北が、あると、懐かしいのと、渡瀬恒彦のイメージが強い西村京太郎サスペンスを読みたくなっての一冊でした。作中の亀さんの「東北出身の奇妙な所は、普段は、重かったり、恥ずかしいかったりなんだが、追い込まれたときなどは、故郷が懐かしくなる」といった一節がとても刺さりました。2017/04/16
CEJZ_
0
1P17行。解説はなし。東北出身人物や、東北で事件が起こる短編5編。1987年から98年の各小説雑誌に掲載、2005年に双葉文庫刊。ふだん小説をTVドラマ化したものに興味はないのだが、この前なんとなく高橋英樹主演の十津川警部ドラマを見たら、これはイイなと思った。亀井刑事が高田純次、西本刑事が森本レオ、北条刑事が山村紅葉だった。こんな風になるのかと思った。十津川モノは亀井刑事の存在が要だなといつも思う。またいつかTVドラマを見てみよう。2016/02/15
キャサ
0
短編集