角川文庫
雪と珊瑚と

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041030103
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



梨木 香歩[ナシキ カホ]
著・文・その他

内容説明

生まれたばかりの赤ん坊・雪を抱え途方に暮れていたシングルマザー山野珊瑚、21歳。「赤ちゃん、お預かりします」の貼り紙の主で年配の女性くららと出会ったのをきっかけに、果敢に人生を切り拓いてゆく。どんな絶望的な状況からでも、人には潜在的に立ち上がる力がある―様々な助けに支えられ、心にも体にもやさしい総菜カフェをオープンさせた珊瑚の奮闘を通して、生きること食べることの根源的な意味を問いかける。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

machi☺︎︎゛

158
癒されたけど一歩踏み出せるような勇気ももらえる強い1冊。21歳、シングルマザーの珊瑚は生まれたばかりの赤ちゃん、雪を抱えて途方に暮れていた。たまたま見つけた「赤ちゃんお預かりします」という張り紙。藁にもすがる思いでドアを叩いた先にいたのは年配の女性、くららさん。その出会いを機にどんどん強くなり惣菜カフェ「雪と珊瑚」をオープンさせるまでになる。出てくる惣菜が野菜たっぷりですごく美味しそうだった。食べることはストレートに生きる事に繋がっていく。1食1食を大事にしようと思った。2020/05/15

エドワード

110
赤ん坊の雪を抱えて途方に暮れていた珊瑚の目に止まった「赤ちゃん預かります」の張り紙。珊瑚が中学生の頃、家には食べ物がなかった。その記憶を抱きながら漠然と思い描く<食べ物屋>の夢。修道院にいたくららの魔法の料理、バイト仲間の由岐、農家の貴行や時生と築き上げるカフェ。21歳のシングルマザーにしては、話がうま過ぎるには理由がある。「けなげに生きています、というポーズが大嫌い!」と投げつけられる手紙。行方不明の母の消息。母と娘とその娘の連鎖を縦糸に、<見えない栄養>を横糸につむぐ「ちゃーちぇねえ」な物語だ。2015/07/03

優希

96
優しさに満ちた作品だと思いました。シングルマザーの珊瑚が、赤ちゃんをあずかるくららと知り合ったことで人生が変わったのですね。絶望的な状況に置かれていた珊瑚が自ら自分の道を切り開いていくのが印象的でした。様々な助けがあったから、心の葛藤もあたたかさを感じさせたのですね。優しい惣菜カフェを開いたことで、生きることと食べることについて考えさせられました。2019/03/15

mocha

91
21歳シングルマザーの珊瑚が、温かい人達の支えで総菜カフェを開く。ストーリーはシンプルだけど、親子の愛情や人との関わり方、プライドについてなど様々なことを考えさせられる。赤ちゃんのいる生活が「そうそう、そうだった」と懐かしく思い出された。そして、慈愛に満ちたくららさんは『西の魔女』みたい。どの料理も体と心に優しく美味しそうで、メモしておきたいくらい。2020/12/29

はつばあば

84
なんと、良い本を積んで置いた私のバカさ加減に呆れる。いやいや良い本だからこそ残しておいたのだとへそ曲がり虫が騒ぐ。若いシングルマザーは追い詰められた時、何事にも挑戦する力が湧くのです。ネグレクトに近い育ちの中で、食べることの有り難さ、生きる上で人への信頼の仕方、接し方など、胸打つものがちりばめられています。自然の中でのカフェに言葉は余分。静かに静かに風の音や木々の言葉に耳を傾けて1杯の珈琲を・・。人は独りじゃないよとささやいています2016/05/27

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