感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
30
太宰治とは同族嫌悪だったのでは。主人公時任謙作は本当の意味での生活の苦労を知らぬお坊っちゃん作家。不義の子であるという苦悩とそこから派生した運命の呪いに対する不安には同情するが、それで放蕩や男尊女卑、妻への暴力を正当化するのは違う。が、ああいう心持が己の内に潜んでるのも認めたくない事実なのだ。時代性もあるにせよ、強い振りをして実は独りでは何もできぬ甘ったれ男(著者自身がモデルか)が持ち続ける身勝手な幼児性(自己憐憫や暴発癖、お金や科学に対する潔癖な憎悪など)を曝け出した点に今作の凄みがある。嫌いだが好き。2020/04/04
N_dept
2
これが何故、図書館の閉架書庫にあるのか。書かれた時代の良さと欠点、生活感、男女の思考の違い、などなど色んな意味で興味深く読めた。志賀直哉って子沢山で、長生きだったんですね。2014/03/01
めめたそ
2
志賀直哉の文体が好きなので、長編に挑戦。でも、きつかった…。なんていうか、ふらふらといろいろ考えてるうだうだした男だな、と。でも、志賀らしい唐突な話の展開に驚きの連発であった。話全体が、結局どうなったん?って感じではあるが。2010/08/23
秋はeuglena
1
文章がとても読みやすかった。/文学の事知らないので笑われてしまいますが、19世紀の終わりから20世紀初めに生まれた作家の物はみんな同じ味わいを感じてしまいます。いくらも読んでいないから、何もわかってないのに、つまらない感想を書いて恥ずかしいです。2020/04/28
サンデーエレファント
1
自分の出生について苦しみ、妻の過ちについて苦しみ、許したい気持ちを理解しつつ気持ちが追いつかない心の葛藤を感じました。 京都編は知った風景で位置関係もしっかりしていてより小説に入り込めました。また時代設定が今と違うのも面白く読みました。2019/09/24
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