出版社内容情報
校正者の秋川美苗は、パーティで出会ったエリート学者・葉山との恋に墜ち、結婚前提の付き合いを始める。ある晩、彼が寝言で「マリ」という女を呼ぶ声を聞いてしまう。葉山に隠された過去が明らかになり……。
内容説明
フリーの校正者として働く秋川美苗は、パーティーで出会った大学准教授の葉山郁夫に急速に惹かれていく。結婚を前提に交際をはじめた美苗だったが、ある晩、葉山が寝言で「マリ」とつぶやくのを聞いてしまう。マリは彼が以前つきあっていた女性で、髪を赤く染めた彼女の“呪縛”から逃れられないという。さらに問い詰めると、葉山は自分がマリを殺してしまったかもしれないと告白した。それを聞いた美苗は、思いも寄らない行動に出る…。気鋭の新人が描く愛憎サスペンス長編。
著者等紹介
小杉英了[コスギエイリョウ]
1956年、北海道生まれ。関西学院大学文学部卒業。公務員、広告企画業、翻訳業などを経て、現在は自営校正業。第19回日本ホラー小説大賞で大賞を受賞し、2012年『先導者』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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