深海大戦 Abyssal Wars―漸深層編

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深海大戦 Abyssal Wars―漸深層編

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  • サイズ B6判/ページ数 392p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041029572
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

海中に適応した人々が現れ、海洋経済圏も成立した近未来。しかし、人類は未だ闘いを止める事は出来なかった。行方不明となった米の原子力潜水艦が、国際政治に津波を起こす。世界は深い海のそこから革新を始める!!

内容説明

沖縄本島沖CR田での戦いから約一年後、停職処分で那覇にいた宗像逍は、南極海での極秘訓練に呼びだされる。訓練の合間に、宗像は亡友・磯良幸彦のアバターをまとって「偽海」(ネット上の海洋世界)に潜っていた。磯良の足跡をたどる宗像は、シギラという「人権擁護団体」の調査員に繋がる。彼がもたらしたのは「北極海を幽霊潜水艦が漂っている」というゴシップ的な情報に過ぎなかったが、ほどなく現実の脅威となって宗像の前に現れる。アメリカの戦略ミサイル原子力潜水艦が、何者かに乗っ取られたのだ!大事件を奇貨として動き出す各勢力…。地球規模の謀略ゲームが始まった。中・高緯度諸国と低緯度諸国、陸の民と海の民、そしてシー・ノマッド(海洋漂泊民)二大勢力の衝突。やがて「偽海」にも異変が…。世界は、深い海の底から変貌し始める!!

著者等紹介

藤崎慎吾[フジサキシンゴ]
1962年東京都生まれ。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。99年『クリスタルサイレンス』(朝日ソノラマ)でデビュー。同書は「ベストSF1999」の国内篇第1位に選ばれ、注目を集める。広範な科学の新知識と、原始アニミズムや神話のモチーフを縦横無尽に駆使し、スケールの大きな作品を発表している。サイエンスライターとしても執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

外道皇帝

13
シリーズ2作目。北極で観測された幽霊原潜を追跡して浮上させようとするオボツカグラのバトル・イクチオイドたちと原潜を守るティアマットとの戦いがメイン。てっきり海中の機龍警察的な物語か思っていたら、異世界と繋がって異生物が出てこようとしてたり、そのあたりはまるで「パシフィック・リム」。ハードSFにファンタジー要素も取り込んでハイブリッドな内容となってきました。目次のアルファベットから推察すれば3部作のようですが、どうなるんでしょう。楽しみです。2015/07/01

MarsAttacks!

8
シリーズ二作目、前巻を読んでからだいぶ時間を置いてしまいましたが、この特殊な設定の海洋SF物語は意外と覚えおり、すんなり物語の世界へ。水中という抵抗のかたまりみたいな所でのロボット戦は、前回と同じにまどろっこしさを感じますが、段々と慣れてきてこれはこれで面白さを見出した感じがします。この手のお話によくある仲間の死を乗り越えて、更なる謎が出たところで終わります。今回はあまり間を置かず次巻へ取りかかろうかな?2018/04/01

WHISKYCOKE

8
面白いけど、あまり劇的な展開もなく、どちらかというと平坦なストーリーだった。2015/05/18

スターライト

6
宿敵ダゴンとのたたかいを縦軸に、宗像のセリ・マダウとしての成長を横軸において、ミクロネシアから南極、北極と文字通り地球の海の果てから果てへ舞台を移動しながら物語は進んでいく。二十歳前の青年を主人公にしているせいか、人間が搭乗するタイプのロボットが活躍するせいかアニメや映画のノベライズを読んでいる感覚に陥ってしまう。ラストは「ええっ、ここで終わるの!?」というぐらい惜しいところで終わってしまうが、幸い三部作完結編は出ているので時間をおかずに読んでみよう。2017/03/16

無添

6
中・高緯度諸国と低緯度諸国、陸の民と海の民、そしてシー・ノマッド(海洋漂泊民)2016/04/19

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