角川文庫<br> ようするに、怪異ではない。―ある夏の日のがらんどん

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角川文庫
ようするに、怪異ではない。―ある夏の日のがらんどん

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041029305
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

季節は夏、妖怪を求めて今日も元気なハル先輩と振り回される皆人。海で拾った小瓶から謎の恋文を見つけ、皆で推理を始めるが、手紙に秘められた意外な真実が明らかになり。前代未聞の妖怪不在証明ミステリ、第2弾!

内容説明

「この想いをあなたに伝えることをお許しください」―。夏休み、海釣りに出かけた皆人達は奇妙な恋文が入った小瓶を拾う。あれこれ推理を巡らせ再び手紙を見ると、文字がすべて消えていた。妖怪の存在を主張するハル先輩に対し、妖怪嫌いの皆人が導き出した意外な真実とは!?山道で迷い込んだ“見てはいけない家”、幼き日の皆人が遭遇した恐怖の小学生連続転落事件。振り回され系男子高生が論理で謎を解く青春ミステリ!

著者等紹介

皆藤黒助[カイトウクロスケ]
1987年生まれ。鳥取県境港市出身。「妖するに、怪異ではない。」でエブリスタ主催「スマホ小説大賞2014角川文庫賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

94
第2弾。1〜3話は、まあトリックというほどでもなく、相変わらず皆人くんの扱いが気の毒。なんだかんだで楽しそうな鳥取での青春。4話で、幼い頃の記憶が甦り、もはや妖怪のお導きとしか思えないつながりが明らかになる。知らない妖怪がたくさん出てきて(いや出てこないんだけども)さくさくと面白く読めた。2016/07/04

へくとぱすかる

71
やってくれましたねぇ。4編中3編が軽い話だっただけに、最後の「がらんどん」で、まさにミステリと青春小説の、両方の醍醐味を味わわせてくれました。第1弾に比べても、レベルが上がった感じですね。しかも楽に読めます。これはやはり文章がうまいからですよね。ところで「あの」仕掛けが成り立つとすれば、ひょっとして、最初から……!?2016/01/07

papako

69
シリーズ2巻で、私にとってのラスト。この巻が一番楽しめた。高校生らしいエピソードで内容もライトで青春していた。冬目君のうっとうしさもなりを潜めていて、いい感じ。そして、最後の表題作。これを最後に読めて、すごくスッキリと読み終われました。2人の出会いの必然があの夏の日にあったんですね。じーさんの『わからない』にもきっと意味があったんだと思います。うん、これを最後にして良かった。2019/09/04

Bugsy Malone

65
妖怪研究同好会シリーズ2作目。夏休みに関わった4つの事件。冷静な視線の主人公皆人の語り口と個性あるメンバーの描写が今作も絶妙に笑わせてくれました。最終話では皆人の過去も。哀しみを笑いと優しさで包み込むような各話は、読了後、心をなごませ、ほっとさせてくれます。期待以上の2作目でした。2017/05/04

ゆみきーにゃ

62
《購入》シリーズ二作目。一作目が微妙だったので続きを読むか迷ったけど、読んで良かった。最後のがらんどんのお話が良かったので、次作も読んでみよー。皆人とおじいちゃんのお話が読みたいな。2017/07/03

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