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出版社内容情報
必死で聖鍵遠征軍の猛攻に耐える開門都市だが、限界が近づいていた。魔王の指示に背き、火竜公女は“ある人物”のもとへ駆ける。ただ、自分ひとりだけを交渉材料として。その献身は、果たして報われるのだろうか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H29リオのカーニバル
46
メイド姉、火竜公女恐るべしの1巻。モロ主人公の風格のメイド姉に勇者も引き立て役に回るしかありません。私一押しの心得女子 火竜公女も、自らの信念に違わず、やり手の青年商人を、商人から魔王へと”仕立て直し”てしまいますw 男をおだてあげることで漁夫の利を得てしまう所が凄まじいです。でも、青年商人に泣きついた所から仕立て直すまでの立場の逆転劇ってナニ? 一生尻に敷かれそうですね。ご愁傷様w2015/08/09
exsoy
27
ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん。2016/06/07
こも 旧柏バカ一代
20
原作4巻から5巻。魔王達が砲撃に耐えながら籠城している時。聖鍵遠征軍は補給が滞り、食糧、弾薬の不足が目立って来た。そんな時に聖鍵遠征軍の母体となる聖国で、青年商人が仕掛けた先物取引による麦の高騰、為替の不履行による引き剥がしが火を吹いた。そんな彼の処に火竜公女が、、この結納の意味がいまいち?2020/06/28
あなほりふくろう
20
「私にも背負える荷物があるのでは、私が流せる血があるのではないか」p107から始まるメイド姉の語りが、非常に印象深い。世界を救う、又は維持するために支払われる負債は、特別な二人にのみ、背負わせていいものではない。世界中すべての人々がそれぞれ手に負えるだけ背負い、痛みを分かち合うべきではないか。自らを勇者と名乗ったメイド姉の意思を崇高なものと思うし、彼女だけが特別じゃない、みんながみんな、勇者たる可能性を秘めている。世界はこうして勇者と魔王の手を離れ、独り歩きを始めるんだ、改めてそんな気がした。2015/08/02
河瀬瑞穂@トマト教司祭枢機卿@MMM団団長
16
新しい魔王と新しい勇者の誕生。クライマックスに向けて走り抜ける兆し。2015/07/26