角川新書<br> “面白さ”の研究―世界観エンタメはなぜブームを生むのか

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角川新書
“面白さ”の研究―世界観エンタメはなぜブームを生むのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784041027530
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

『ワンピース』『進撃の巨人』『奇生獣』『スターウォーズ』『半沢直樹』、そして宮崎アニメ。現実と異なる「世界」を「人間」より優先して描く大作エンタメはなぜ成立する?なぜ<面白さ>は伝わるのかを徹底解析!

内容説明

現実と異なる「世界」を「人間」より優先して描く世界観エンタメはなぜ成立し、メガヒットとなるのか?なぜ“面白さ”は受け手に伝わるのかを、文化人類学者にして漫画家の奇才が徹底解析する。

目次

序章 エンタメの研究―文化人類学から考える
第1章 空間感覚の研究―『スターウォーズ』『となりのトトロ』『精霊の守り人』
第2章 時空感覚と社会空間の研究―『千と千尋の神隠し』『ワンピース』『進撃の巨人』
第3章 人間の世界の研究―『踊る大捜査線』『半沢直樹』、そしてゾンビ
第4章 “居住空間の外”の研究―「Jホラー」と『寄生獣』
終章 私小説的な“世界観エンタメ”の研究―『エヴァンゲリオン』と『失踪日記』

著者等紹介

都留泰作[ツルダイサク]
1968年生まれ。文化人類学者にして、漫画家。名古屋大学理学部生物学科卒業、京都大学理学研究科動物学専攻修士課程修了後、2001年に博士号取得。富山大学人文学部准教授をへて、現在、京都精華大学マンガ学部准教授。人類学の主な研究対象はアフリカ民族文化。カメルーンなどでバカ・ピグミーを対象として調査研究を行っている。2003年に「アフタヌーン」にて四季賞秋佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かっぱ

33
面白さ、つまり、エンタメとは何か。「スター・ウォーズ」がなぜあれ程までに人気があるのか、文化人類学者であり漫画家でもある著者による分析がおもしろい。ほかにも「宮崎駿作品」、「精霊の守り人」、「ワンピース」、「進撃の巨人」、「エヴァンゲリオン」などの作品がヒットした秘密を解き明かす。Jホラーの「呪怨」に出てくる「俊雄」の怖さを「ゴキブリ」に例えたところは妙に納得。あれは、日常の隙間(はざま、境界)に前触れも無く突然に現れる怖さなのだ。2015/06/29

ミライ

26
現代エンターテインメントの「面白さ」について徹底解析した本書。『ワンピース』『進撃の巨人』『奇生獣』『スターウォーズ』『半沢直樹』など、現在のメジャーな漫画・映画・ドラマなどの作品が題材にされているので、非常に読みやすく、わかりやすく面白さについて学べる。出てくる作品はかなり緻密に細部まで分析されているので、読み応えもあり。2018/08/28

壱萬参仟縁

24
文化人類学は世界観を問題とする学問(28頁)。世界に対する人間の反応(29頁)。人間は錯覚や妄想で世界を体験する(72頁~)。異世界としての日本の田舎を創造することで宮崎駿監督は国民的作家たりえた(101頁)。家庭教師宅の生徒は勉強よりも「ワンピース」というのがいたのを思い出した。この世界は幾何学的な単純さで構築された空間構造を持っているという(151頁)。内容は知らないが、子どもは興味を持つのであろう。ワンピースが開放的なら、「進撃の巨人」は閉鎖的(160頁)。2015/08/17

緋莢

14
エンタメ、その中でもメガヒットを飛ばすものとして「世界観エンタメ」がある。「世界」を「人間(キャラクター)」より優先させる「世界観エンタメ」は何故ヒットするのか?「スター・ウォーズ」、「ワンピース」、「進撃の巨人」、「寄生獣」、「エヴァンゲリオン」などを例にしながら、徹底的に解析する。2015/11/14

オ・パッキャ・マラ夫

10
エンタメってこんなにも広く深い世界なんですね。濃い内容でした!数々のエンタメに対して面白いとは感じても、どうして面白いのかをこんなに追究したものを見たことがなかったので新鮮でした。エンタメについての哲学的な一冊です。2015/06/23

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