出版社内容情報
「中国の高成長は続き、GDPで世界1になる」。この"幻想”によって、経済も安全保障も環境が攪乱されてきた!!今、中国は崖っぷちに立っている。その危機感で習近平は改革を始めているのだ。最も現実的な中国論
内容説明
「中国の高成長は続き、GDPで世界一位になる」。この“幻想”によって、経済も安全保障も環境が撹乱されてきた!!幻想に踊らされる状態から早く脱却するには、実態を冷静に見ることだ。今、中国共産党の統治は崖っぷちに立っている。その危機感で習近平は改革を始めているのだ。最も怜悧で実用的な中国経済・社会論!!
目次
序章 危機感に支えられた政権
第1章 危機感を共有する人々―中国共産党は巨大な「振り子」である
第2章 投資・信用バブルの終焉―「高成長持続」幻想は崩壊した
第3章 「新常態」(ニューノーマル)の本質―ポストバブル期が始まる
第4章 三中全会の経済改革―新しい成長エンジンを育成する
第5章 経済のシナリオ分析―短期・中期・長期で分析する
第6章 「国家ガバナンス改革」の本質―統治の制度が行き詰まった
第7章 「核心利益」から「周辺外交」へ―習近平の外交政策を読み解く
第8章 外交シミュレーション―外交・安保屋さんの四象限分析を解く
第9章 「安倍・習近平」の日中関係―思い込みを「ご破算」にしてみる
終章 これからの日中関係
著者等紹介
津上俊哉[ツガミトシヤ]
現代中国研究家、津上工作室代表。1957年生まれ。80年東京大学卒業後、通商産業省に入省、96年在中国日本大使館経済部参事官、2000年通商政策局北東アジア課長、経済産業研究所上席研究員を歴任後退官、04年から東亜キャピタル(株)社長、12年2月から現職。中国経済の専門家として知られる。著書に『中国台頭』(日本経済新聞社・サントリー学芸賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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