• ポイントキャンペーン

WOLF―ウルフ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 431p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041027400
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

謎の巨大獣に家畜が襲われる事件が発生、やがて被害は人間にも及ぶ。フリーライターの有賀の調査により浮かび上がったのは絶滅したはずのオオカミ…。亡霊の如く現れたWOLFと人間の闘いを描くサスペンス巨編!

【著者紹介】
1957年東京生まれ。日本大学芸術学部写真家中退。2006年『下山事件 最後の証言』で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)と日本冒険小説協会大賞をダブル受賞、07年、『TENGU』で大藪春彦賞を受賞。著書多数。

内容説明

幻のニホンオオカミは生存する!?奥秩父、両神山周辺で次々と発生する不可思議な事件。森の中に点々と続く、そこに存在しないはずの足跡。この広大な秩父山地の中で、いま何が起きているのか。有賀雄二郎、ネイチャー・ミステリーシリーズ最新刊!

著者等紹介

柴田哲孝[シバタテツタカ]
1957年東京生まれ。日本大学芸術学部中退。2006年『下山事件 最後の証言』で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)と日本冒険小説協会大賞(実録賞)を受賞。07年『TENGU』で大藪春彦賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

148
「Holy crap!(何てこった!)」全編に醸し出される“WOLF”の脅威に浸りながら、満月の夜に響く咆哮に抱くのは憧憬。秩父の山奥でニホンカモシカが仔牛が無惨に食い荒らされ、ついには人間まで襲われる!その地に残るのは野犬、山犬さらには大神(オオカミ)伝説、まさか絶滅したとされるニホンオオカミなのか!?シリーズ特徴であるUMAの正体をあばく空想的な展開と違い、あえてドキュメンタリーが如くハードに追い続けるのが面白い!「人間は、神じゃないんだ」思い上がりにより作り出された“怪物”の哀しい末路に憤るばかり…2020/12/22

ちょろこ

142
浪漫溢れる一冊。舞台は奥秩父。残された足跡、連続する不可思議な事件。まさか、絶滅したとされるニホンオオカミ?謎を追っていく物語。タイトル、表紙で掴みはバッチリ。オオカミ知識と共にページを捲る手はどんどん進んだ。身勝手な人の行為、野生動物を人為的に絶滅させることの難しさは心にザラッと響くし、有賀親子の言動、行動、全てを冷静に受け止めていく姿は好感が持て気持ちが良い。あの歴史に残る飛行機事故、トラウマを巧く絡ませていたのも印象的。今までのシリーズの中で一番現実感、浪漫溢れる作品。#ニコカド20202021/01/09

モルク

89
有賀シリーズ。秩父の山奥、山犬伝説の残る地で次々と起こる食害事件。ついには人間までもその餌食となる。野犬、山犬の仕業か?それとも…残る鋭く長い牙の痕、骨をも噛み砕く強靭な顎…これほどの威力を持つものはもしかしてオオカミか?有賀、31才になり今はカナダで研究をする息子の雄輝のほか元自衛隊で一匹狼の菰田、山岳救助隊の関口らと共にwolfを追う。いつもながら殺戮のシーンはグロく、スリリングに進む。最後は自然生態系が解決へと導くが、その生態系を崩しているのは人間。今回も楽しめた!今もどこかにニホンオオカミの姿が…2020/04/25

Bugsy Malone

76
正体不明の生物を追う、ルポライター有賀雄二郎シリーズ第5作目。秩父で起きたイヌ科の生物による家畜被害。やがてその牙は人間をもターゲットに。タイトルから分かるように絶滅した筈のニホンオオカミが今作のキーとなり、スリリングな展開が進む中に生態系破壊の問題や人間のエゴ、体制批判、はたまた陰謀説までもが盛り込まれた、ここに柴田哲孝在りと思わされる一冊でした。ラストも良かった。非常に面白かったです。2017/03/11

ポチ

68
スピードとワクワク、そしてスリルのある展開!一気に楽しく読了しました(^^)秩父は昔から大神(オオカミ)信仰のある地。そんな秩父の山奥には絶滅したと思われているニホンオオカミが生きていてもおかしくはない‼︎2017/04/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9325869
  • ご注意事項

最近チェックした商品