出版社内容情報
若林 正恭[ワカバヤシ マサヤス]
著・文・その他
内容説明
若手芸人の下積み期間と呼ばれる長い長いモラトリアムを過ごしたぼくは、随分世間離れした人間になっていた―。スタバで「グランデ」と頼めない自意識、飲み屋で先輩に「さっきから手酌なんだけど!!」と怒られても納得できない社会との違和。遠回りをしながらも内面を見つめ変化に向き合い自分らしい道を模索する。芸人・オードリー若林の大人気エッセイ、単行本未収録100ページ以上を追加した完全版、ついに刊行!
目次
社会人一年生
社会人二年生
社会人三年生
社会人四年生
真社会人
社会人大学卒業論文
著者等紹介
若林正恭[ワカバヤシマサヤス]
1978年9月20日、東京生まれ。中学・高校の同級生、春日俊彰とお笑いコンビ・ナイスミドルを結成。その後、オードリーと改名した。ツッコミ担当。2008年の「M‐1グランプリ」で総合2位となり、大ブレイク。その後バラエティを中心にテレビ、ラジオで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
624
全体のテンポはサクサクと読みやすい分量だった。著者は有名な芸人だが、多くの様々な葛藤を抱えてきているんだなと関心した。私も人付き合いの時にそう感じるなぁと思うことが多々あり、ものすごく共感した。確か読書家芸人だったはずだけど、読書メーターやってないかなぁ。2017/03/06
ホークス
343
オードリー若林が、自意識過剰で憤りとコンプレックスを抱えた日々をエッセイにした。本人を多少知っているからリアリティがあるし、本音を書いているから読めばどんどん親しみが湧いてくる。ある時突然「皆の言う通りだ」と思う様になり、心のざわつきや憤りがなくなる。しかし心は空虚で、「大好きなおもちゃを取り上げられた子どものような気分」になってしまう。若者からおっさんへの変わり目を後から振り返ると、自分は断崖の様な落差を感じる。この本は捻れた若者にも良いが、そこからおっさんになってしまった人が読むと、より味がある2016/08/03
射手座の天使あきちゃん
322
最初は「へぇ、そうなんだ」と思いながら興味深く読み初めましたが途中放棄です もう正直、面倒くさいです!(笑) 又吉さんの「火花」といい若林さんの「人見知り学部」といいお笑い芸人さんて理屈っぽい人が多いんですね 新発見でした <(^_^;2016/05/14
岡本
305
オードリー若林さんのエッセイ本。相方の春日さんが地元の観光大使という事もあってブレイク以降も親しみを持って見続けているのと、よく見る番組に若林さんが出てるので芸人の中ではよく見る二人。元々芸人らしくないなと思っていたけど読んでみて成る程と納得してしまった。社会人になりたての自分も共感する部分が多かった印象。2016/12/30
kana
296
30歳で社会人のスタートラインでもいいんだ、と思ったら読み終えてじんわり泣けてくる。私は今、若林さんがエッセイを書き始めた頃の年齢。もう社会では若手ではなく中堅なんて言われ、おばさんまっしぐらなのに、社会人1年生の章に共感しまくりで、今も仕事や人間関係に公私ともに戸惑うことだらけ。強く頷きながらこれでいいのかなと最初は不安でした。でもただ固定給だっただけで、20代は芸人なら給料も頂けないくらいのひよっこに過ぎず、これから次の成長があるのかもと、5年の時を経て変化する若林さんのエッセイを読んで思ったのです。2018/07/07




