角川スニーカー文庫 殺意と調和のダストシャングリラ

冬木 冬樹【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2014/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 286p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041025789
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

魔女ｖｓ騎士ｖｓ能力者ｖｓ半獣ｖｓ現代の高校生。修学旅行のバスが事故に遭い、見知らぬ孤島で目覚めた高校生・小鳥遊颯真。鬼の半獣に襲われた彼を救ったのは、リゼットと名乗る少女だった。彼女は、自分たちは魔女狩りを逃れてきた魔女で、この島で自衛している騎士団と抗争状態にあるというのだが…。獣化して自我を失ってしまった半獣、彼らと戦う能力者の陣営も巻き込んで展開する、廃棄された少年少女たちのバトルロイヤル。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ごぅ。]

修学旅行のバスが事故に遭いの異世界もの。。魔女・騎士・超能力・半獣などのレパートリーと一介の高校生たちのバトルアクションが後半しり上がりによくなっていく感じ。。

2019/02/10

[サキイカスルメ]

基本的にいい人ばかりだから、すれ違いが切ないなぁ。修学旅行のバスが事故で転落したはずの掃き溜めクラスＦ組メンバーが、気が付くと異世界にいたお話。バトルロイヤルというよりは、異種間の相互理解の方が重要なことに感じました。主人公颯真は、一匹狼のように振舞っていたけれど異世界に行ったら仲間を助けるために命をかける主人公らしい主人公な印象。特殊能力が戦いのものではなく、対話のものだったのがよかったですね。ただ、私は合間に挟まれる七海とジューゾーの話の方が好みでした。ジューゾー可愛かった。続きも読みます

2014/12/05

[こうづき]

読んでる途中でラストのネタバレ踏んだ……orz　最近好きなジャンルである、クラスまるごと異世界召喚異能バトルもの。修学旅行の途中で消えるのは『バトロワ』以来のお約束だよね！　と言ってもメインは2人＋αで、後は同じ世界に呼ばれた別陣営。バトルより交渉・交流がメインって感じ。お互いに悪意がなくてもすれ違ってしまうのがつらいね。どうしようもないところからどうしていくのか。七海とジューゾーがどっちも可愛くて好きでした。この先どういう方向になるんだ？

2015/01/13

[disktnk]

あらすじ紹介からパニックホラー系と思ってたけどそうではなく、クローズドサークルなミステリ系ファンタジーだった。せっかく主人公の能力が孤島に変革を与えるかもしれない中、仮名とジュウゾウが普通に会話してるのは、ありがたみ半減。 文字数少なめにもかかわらず、孤島の謎や集められた人間の特性、さらには解決策の示唆まで詰め込んでて、まさに"ライト"なノベル。

2015/01/01

[nasake]

【星5.0★★★★★】修学旅行中、バスごと異世界にとばされた主人公達（このパターン多いですね）が、主人公達と同じように異世界から飛ばされてきた色々な世界の人たちと出会う話。　主人公の友人・仮名七海が、いい味出していた。　彼とジューゾーはいいコンビだった。　最後の方で、2人の一瞬の判断が、彼らのハッピーエンド（私見）につながって好かった。