角川スニーカー文庫<br> 俺の教室(クラス)にハルヒはいない〈4〉

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角川スニーカー文庫
俺の教室(クラス)にハルヒはいない〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041025734
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



新井 輝[アライ テル]
著・文・その他

こじこじ[コジコジ]
イラスト

内容説明

「ユウは練馬さんの特別な人間じゃなくなるかもしれないんだよ?」マナミさんの心配通りカスガは声優として活躍を始め、俺から遠ざかっていく。行き違いから凹む俺に清澄は、学級委員の麻布さんが俺に興味を持ってると告げる。それを聞いてすぐ麻布さんは電話で俺を夏休み中の学校へ呼び出す。「まさか告白?」とやって来た俺を待ち構えていたのは好意ではなく、殺意の刃だった…。ただの人間のための青春ストーリー、感動の完結!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

38
相変わらずカスガやマナミ、神楽坂先輩だったりを気にかけるユウが、向こうが踏み込んでくると自己評価の低さからくる中途半端な態度に終始する展開にわりとモヤモヤする前半でしたが、そんな彼がとある事件を契機に学園モノアレルギーを克服したり、自分への好意を素直に受け止められるように成長していく最終巻でした。物語としては彼女たちの思いには応えたものの、それでいてあまり変わらない未来への予感で終わりましたが、天然だったり簡単に諦めないしぶとさを感じる彼女たちを思えば、それもまた仕方のない結末かなとも思いました(苦笑) 2015/02/28

まりも

37
涼宮ハルヒを題材にした物語の最終巻。何と言うかまるで打ち切りのような終わり方にびっくりしました。恋愛面は最後までふわふわしたままでしたが、この作品の本質はそことは違うので仕方が無い気もしますね。普通の人間でも誰かにとっての特別になれるという当たり前の事に気づくまでを描いた物語な訳ですが、色々と不満が残ったままなのも確か。物語としての完成度はアレだけど、ハルヒについて改めて考える事が出来たという意味では良かったのかな。いつか続編とかあると嬉しいですね。2015/03/02

スズ

22
声優のイベントに出演するようになったカスガとの間に生まれてしまった溝に煩悶していたユウだが、あまり接点のなかった学級委員の麻生から大事な話があると休日の学校に呼ばれて…。『涼宮ハルヒ』をずっと避けていたユウが、あの作品に真正面に向き合った時に吐露した感情がとても印象的でした。マナミさん推しとしてあの終盤シーンは最高でしたが、ユウに好意を持つあの2人も立候補してきてハーレムエンドに落ち着き、その後は読者が自由に想像させて頂ける感じに終わりましたね。まさかの朝倉さんネタもぶっこんでくるとは、完全に予想外でした2022/01/16

giant★killing

16
内容は相変わらず自分自身に関心が薄いユウは持ち前の鈍さからカスガの機嫌を損ねてしまう。そんな中ある日同じクラスの学級委員の娘(既視感…)に夕方教室に来て欲しいと言われ…。やっと『涼宮ハルヒの憂鬱』を連想させる展開になりましたが…まさか朝倉涼子展開とは(苦笑)。まぁ3人の女の子達から告白され3人共に「好きだよ」と答えるユウだし刺されても致し方無いかw。ハルヒはユウの物語だったのか…。ふわふわハーレムエンドでしたがこれはコレでアリかな(若干打ち切りっぽいけど)。いつか『涼宮ハルヒの憂鬱』をもう一回読み直そう。2015/05/19

藤崎

15
どこにでもあるようでここにしかない青春グラフィティ、4巻にして完結。そして今まであまり内容に関連性のなかった「涼宮ハルヒの憂鬱」と、まとめに合わせてしっかり絡めてきた展開。ってかP187とかこう、面白い作品読んでテンションあがった勢いでしばらく脳内口調がその作品風味になる感覚がものすっごいあるあるでもう・・・でも終盤唐突に発生した告白の坩堝には流石に吹いた。そんな感じで、人間関係方面はもっと時間が欲しかった気がしますが、久々にハルヒを、そしていつかまたこの作品を読み返したくなるような、良質の青春小説でした2015/03/03

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