出版社内容情報
手を取り合って乗り越える、人生の冬。人情しみる時代小説第六弾!
放蕩者だったが改心し、雪駄作りにはげむ丑松が猫字屋に小豆を一俵差し入れる。しかし時を同じくして、汁粉屋の蔵に賊が入っていた。丑松を信じたい、と照降町の面々が苦悩する中、佐吉は本人から話を聞くが……。
内容説明
放蕩者だったが改心し、雪駄作りにはげむ丑松が、猫字屋に一俵の小豆を持って来た。妹のおきぬが世話になっている礼だと言うが、時を同じくして、汁粉屋の蔵に賊が入っていて…(「寒の雨」)。病に臥す助松の容態が悪化。竹蔵は、助松と揉めた過去を語り、罪滅ぼしのため助松の息子、幾松にある提案をする(「寒四郎」)。過去のしがらみも明日への糧に、どこまでも健気に前を向く人々を温かく描く、書き下ろし江戸人情小説第六弾。
著者等紹介
今井絵美子[イマイエミコ]
1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まき
8
高倉さま、サブと介護していた大事な女性を亡くし、新天地へと向かう。今回は丑松の話、竹蔵の話とも寂しいような話が多かった。皆過去を乗り越えてしっかり生きて欲しい。2021/10/28
ケイプ
7
髪ゆい猫字屋シリーズの第六弾。前身の「照降町書役日誌」から数えると、十一作目になるんですね。照降町に暮らす人たちのあたたかさがじんわり染みいるシリーズです。2015/12/15
あかんべ
5
登場人物が多すぎる。物語も駆け足で過ぎていく。せめて2話ぐらいにしてじっくり読ませてほしい。2016/01/24
たーくん
4
放蕩者だったが改心し、雪駄作りにはげむ丑松が、猫字屋に一俵の小豆を持って来た。妹のおきぬが世話になっている礼だと言うが、時を同じくして、汁粉屋の蔵に賊が入っていて…(「寒の雨」)。病に臥す助松の容態が悪化。竹蔵は、助松と揉めた過去を語り、罪滅ぼしのため助松の息子、幾松にある提案をする(「寒四郎」)。過去のしがらみも明日への糧に、どこまでも健気に前を向く人々を温かく描く、書き下ろし江戸人情小説第六弾。2020/06/20
月華
3
図書館 登場人物一覧はありましたが、登場人物が多すぎてこんがらがってしまいました。読みながら誰が誰だかわからない・・・、という状態でした。2015/12/31
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