角川文庫<br> 華やかなる弔歌―藤原定家 謎合秘帖

個数:
電子版価格
¥748
  • 電書あり

角川文庫
華やかなる弔歌―藤原定家 謎合秘帖

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月26日 02時00分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 376p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041024904
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

後鳥羽上皇から勅撰和歌集の撰者に任命された定家。しかし歌神と名乗る者から和歌所を閉鎖せよと脅迫文が届く。次々舞い込む弔歌と相次ぐ歌人の死に関連はあるのか。定家は長覚の力を借りて謎解きに挑む――

内容説明

後鳥羽上皇から勅撰和歌集の六人の撰者の一人に任命された藤原定家。そこにある日、歌神と名乗る者から脅迫文が届く。曰く、ただちに和歌所を閉じよ。さもなくば、当代の六歌仙を一人ずつ死に至らしめる―これは後鳥羽上皇への挑戦状なのか。当代六歌仙とは誰を指すのか。そして、歌神の正体は一体!?次々舞い込む弔歌と相次ぐ歌人の死。事件の真相に迫る為、定家は長覚の力を借りて再び謎解きに挑む!

著者等紹介

篠綾子[シノアヤコ]
1971年埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。第4回健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく―新平家公達草紙』でデビュー。短編「虚空の花」で九州さが大衆文学賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

120
和歌ミステリの一冊。後鳥羽上皇から勅撰和歌集の撰者に任命された藤原定家が和歌所閉鎖の脅迫文、弔歌と歌人の死の謎に迫る和歌を軸にしたミステリ。鎌倉での頼朝の死から三年、京の都ではこのような時間が流れていたのか。興味深さと共にこの時代の上皇を取り巻く世界、都の空気をたっぷり味わえた。有名な数々の和歌に込められた想いを味わえたのも楽しかった。改めて言の葉の奥深さ、美しさを感じる。鎌倉サイドとの絡め方も巧く、物語に膨らみを持たせていたと思う。最後はせつなさも感じられて満足。この時代の速攻で和歌を詠む才能がすごい。2022/07/15

さつき

67
勅撰和歌集の撰者に選ばれて和歌所に連日詰めている定家。ある日、歌神と名乗る人物から和歌所を閉じなければ当代の六歌仙を殺すと脅迫文が届きます。当代の六歌仙とは誰なのか?歌神の目的とは?源通親と九条家の権力闘争、後鳥羽上皇と土御門天皇との父子間の葛藤など背景の描き方も重層的で読み応えありました。前作よりもこちらの方が好み。2022/07/03

優希

56
歌神からの挑戦状が届くというところからつかまれました。六歌仙を殺していくというのは後鳥羽上皇へのものだったのか、六歌仙とは誰なのか、歌神の正体は。謎が謎を呼ぶのにのめり込みました。歌人が相次いで亡くなるのは呪いなのかもしれないと思います。華やかな時代の事件簿というのが好みでした。2020/12/11

syaori

42
藤原定家が主人公ということで…。新勅撰和歌集の編纂に忙しい和歌所に、和歌所を閉じなければ当代六歌仙を殺すという脅迫文が舞い込んだことから始まるミステリーは、良経様や慈円様、俊成卿女、源通親、もちろん後鳥羽院と新古今時代の名だたる歌人、公人が登場するので大変華やか(私的に)。当代六歌仙とは誰なのかも気を持たせて、定家と頭を悩ませてしまいました。謎解きは当時の政情を上手く絡めていると思うのですが、そのために明瞭さを欠くことになっていて残念な部分も。ただ良経様や慈円様がたくさん登場くださっていたので満足です。2017/03/06

kagetrasama-aoi(葵・橘)

33
「謎合秘帖」第二作目。前作の『幻の神器』の謎が“古今伝授”で、今一つしっくりこない結末だったので期待せずに読んだんですが、こちらはかなり面白かったです。主人公の定家が地味なのは、実際そうだったのかな?と思うし。今回の謎は六歌仙に纏わるもの。この時代の新六歌仙って誰に準えるのかな?と自分で想像するのも楽しかったし。定家が誰も自分を業平に擬してくれない…なんて不満に思うのも笑えたし(o^O^o)。最後の謎解きはこの時代ならではのどろどろ!納得でした。この時代、才能ある女房歌人が排出、“下燃えの少将”→(続く)2020/12/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9620038
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。