角川ホラー文庫<br> 月夜の島渡り

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角川ホラー文庫
月夜の島渡り

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041024720
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

鳴り響く胡弓の音色は死者を、ヨマブリを、呼び寄せる―。願いを叶えてくれる魔物の隠れ家に忍び込む子供たち。人を殺めた男が遭遇した、無人島の洞窟に潜む謎の軟体動物。小さなパーラーで働く不気味な女たち。深夜に走るお化け電車と女の人生。集落の祭りの夜に現れる予言者。転生を繰り返す女が垣間見た数奇な琉球の歴史。美しい海と島々を擁する沖縄が、しだいに“異界”へと変容してゆく。7つの奇妙な短篇を収録。

著者等紹介

恒川光太郎[ツネカワコウタロウ]
1973年東京生まれ。2005年、「夜市」で第12回日本ホラー小説大賞を受賞。初の作品集『夜市』は、デビュー作にして第134回直木賞の候補作となった。14年『金色機械』で第67回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんたろー

230
沖縄を舞台にした7つの物語。幻想的なのにリアルさもある独特の雰囲気は健在。それに加えて、琉球の陽気さと哀しさが同居した気質と風土の匂いが混ざり合ったような、濃厚な短編集…気が付くと南国の湿気に包まれている感覚になる。どれも面白くて「もっと先まで読みたいなぁ」とも思ったが、だからこそ余韻が残るのだろう。得体が知れなくて怖い『ニョラ穴』、エロチックで怖い『夜のパーラー』の2編は人間の恐さが際立っていた。『月夜の夢の帰り道』と『私はフーイー』の2編は恒川ワールドらしい特に好きな作品で、長編になる題材だと思えた。2018/02/13

おしゃべりメガネ

221
恒川さんの作品を読むたびに必ず毎回感じるのですが、どうしてこんな不思議で素晴らしい世界の話をさりげなく、サラッと書くことができるのか、ひたすら敬服します。今作は舞台を「沖縄」にて繰り広げられるホラー&ファンタジーなお話を短編7編にて、十分堪能できます。相変わらずヒヤっと背筋が凍るような話もあれば、それどころではないレベルでガツンと読者を叩き落とすヘヴィな話もあります。恒川さん作品を読むと不思議とジブリの世界とリンクし、オトナのおとぎ話を読んでいる気分にさせてくれます。恒川さんは別の次元の作家さんですね。2015/01/14

yoshida

168
沖縄で起こる怪異7編からなる短編集。恒川光太郎さんの筆により、淡い幻想が紡がれる。白眉はラストの「私はフーイー」か。とある島から流れ着いたフーイーは輪廻転生し三度生を受ける。残る今までの生の記憶。家族との再開。仇との邂逅。三度目の転生で成長したフーイーを待っていたのは、沖縄戦だった。力を失った筈が米軍に終われ業火から逃れて羽ばたくフーイー。その先に彼女を待つものは何か。また「月夜の夢の、帰り道」で少年の未来を変える為に、凛と叫ぶ少女の姿が美しい。どの短編も現実にあるのではと思わせる魅力が沖縄にはあるのだ。2017/08/20

ケイ

142
沖縄、それも離島が舞台の短編7つ。幻想的だ、とはあえて言わずもの恒川作品集。しかし、そこに沖縄の空気と言葉や言い回しが入ると、幻想に取り憑かれたの如くに作品に取り込まれる。琉球の島々は、こんなセカイを思わせるものをもっているのだろう。近くに住む怪物のような「クームン」、しかし本当の怪物はヒトだ。「月夜の夢の、帰り道」展開としてはありがちな話ではあるが、少女の毅然とした感じが良い。この2つがとくに好み。2015/03/27

KAZOO

138
恒川さんが今住んでいる沖縄を舞台にしたファンタジー・ホラー系統の短編7つで楽しませてくれます。もともと沖縄はガジュマルに住むというキジムナーという精霊などがいたりするので雰囲気に合っているのでしょう。7つの話の中にはおとぎ話のようなものもあったりして様々な物語が恒川ワールドを醸し出してくれました。2018/12/23

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