出版社内容情報
江戸城の台所人、鮎川惣介は将軍家斉のお気に入りの料理番である。この頃、江戸で評判の稲荷寿司の屋台があるという。そこの稲荷を食べた者は身体の痛みがとれるというのだが……。惣介がたどり着いた噂の真相とは。
内容説明
江戸城の台所人、鮎川惣介は、持ち前の優れた嗅覚で、幼なじみの御広敷添番の片桐隼人とともに難事件を解決してきた。将軍家斉に料理の腕を気に入られ、御小座敷に召されることもある。惣介は、医師の滝沢宗伯から万病に効く怪しい稲荷寿司があると聞き、調べに行くが、出された茶には阿片が混ぜられていた。一方、大奥では、家斉の側室・美代の方の部屋方が殺されているのが見つかり―。大奥と市井で交錯する謀略とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高橋 (犬塚)裕道
8
星4。一気読みであった。登場人物のキャラクターも良く作り込まれ、展開も面白く、一巻完結の事件と根底に流れる事件との絡みも良い。愈々面白くなってきた。次巻が楽しみ!2017/02/19
ごへいもち
7
別版で読了
りょう
6
飛ばしてしまった3巻、へえ、麻薬って、清国の前からこんな風にあったのかしら。のお話。これ、私的には、少し飽きたので、しばらくお休みかな。2019/08/13
じゅり子
6
相変わらず面白くて、惣介家族も相変わらずで(笑)、それはいいんですけど、あらしとあんずって別人なの?途中で??になってまた前作に戻って読み直したんだけど、どうしても2巻ではあんずはあらしじゃない?今作ではあらしは都から来たことになっていて今際の言葉は「おたあさま」。京ことばをあやつりながら大奥を飛び回るという。いや前作では「てら」って言ってたよね。今回「江戸を離れる」って言い残してあんずは去っていったことになっていて、私は訳がわからず夢にまで見ました…(笑)。惣介さんの作る料理はほんとに美味しそう。2016/11/15
とことこ
3
シリーズ3作目。 1作目からずっと事件は続いているけど、読み進めるにつれて、想介のキャラクターが愛らしくかわってきて、作る料理も魅力的になってきた。 反面、ストーリーは深刻に進んでいて、まだまだ目が離せない。2017/11/24
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