出版社内容情報
明日に入籍を控えていた新吉が轢いてしまった青年は、世間を騒がす連続殺人犯だった!? 助手席に乗った青年に言われるがまま、警察から逃げ惑い、彼になりすました模倣犯を突き止める死のドライブが始まった――。
内容説明
甘粕新吉、２９歳。恋人との入籍を明日に控えた夜、彼女と会うため愛車を運転していると、目の前に少年が飛び出してきて、よけきれずにはねてしまった。新吉が少年に近づくと、彼はゆっくりと立ち上がり、ナイフを突きつけてきた。カーナビからは、昨夜未明に新吉の家の近くで殺人事件が起こり、犯人が逃走中だと伝えるニュースが流れてくる。新吉は言われるがまま少年を助手席に乗せることになってしまった…。ナイフで脅されながらの恐怖のドライブがはじまる！期待の新鋭が放つ、疾走ドライブミステリ！
著者等紹介
古川春秋［フルカワシュンジュウ］
１９７７年熊本県生まれ。第３回野性時代フロンティア文学賞を受賞し、２０１２年に『ホテルブラジル』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Satomi
71
コンビニ店員の主人公は入籍予定前日、連続殺人犯と恐怖のドライブをするハメに!!個性的な登場人物たちのテンポの良いキャッチーな会話は面白い。軽い会話とは似つかわしくなく、殺人犯の犯行はかなりグロい。残虐な手口を煽らずサラッと流す。そこはもっと食いつく所でしょとグロいのが好きな私は思ってしまう。程よい後味の悪さといい失礼な言い方だけれど、予想よりも面白かったです。2017/05/17
えりこんぐ
62
はじめましての作家さん。殺人犯、それも猟奇的なタイプとご一緒することになったツイてない新吉。２人の行くところどんどん死体が増えていく！ 新吉の運命は果たして...？ 少々グロい描写はあれど読みやすい。死際に私は夫を救えるかなー。夫は私を助けてくれるのかなー。自信がないわー(^^;) 最後はちょっと怖い。2017/11/30
らむり
34
グロいのはいいんだけれど、物語が…。2015/05/30
Tsuyoshi
22
明日入籍予定の男が事故を起こした相手は連続殺人鬼。そこから殺人鬼の凶行に付き合わされるハメになる話。犯行描写はグロいが語り口はライトでおぞましさはそれほどでもなかった。死に際に人間の価値を見いだしてるだけに様々な死に際を見たいのが連続殺人の動機なんだろうが、なんか腑に落ちないかな。犯人の素性にも多少触れてほしかった。2017/05/20
おかむら
22
連続殺人鬼とドライブするはめになった気のいいコンビニ店員。お話はその青年と彼女と追う刑事の3視点で進みます。可愛らしいタイトルだけど殺し方がグロいです。グロいんだけど面白い！ 乾いたダーク感、好きだなあこの感じ。2015/05/19
