出版社内容情報
女の子は甲子園にでられない――。甲子園を夢見て野球を続けてきた青山由佳は、女子硬式野球部に出会う。逆境を乗り越え、個性豊かな仲間とチームを築いてゆく、熱血女子高校生野球エンターテインメント。
【著者紹介】
慶応大学文学部卒。公益法人勤務、進学塾講師、信用金庫営業マン、飲食店経営、トラック運転手など様々な職を経て、現在は週刊誌記者をはじめ、フリーのライター&編集者に従事。著者に小説『吹部!』、ノンフィクション『会社人間だった父と偽装請負だった僕』『内川家。』など。
内容説明
甲子園を夢見て野球を続けてきた青山由佳は、失意の底に沈んでいた。一度は野球をあきらめた由佳はある日、高校女子硬式野球部の存在を知る。四国の花ヶ丘学園高校へ編入した由佳は―。偏屈な部長、幼馴染みの高校球児、そして頼もしい仲間たちと出会い、チームを築いてゆく。
著者等紹介
赤澤竜也[アカザワタツヤ]
慶應義塾大学文学部卒。公益法人勤務、進学塾講師、信用金庫営業マン、飲食店経営、トラック運転手、週刊誌記者といった職歴を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みかん🍊
86
女子は甲子園へ行けない、中学まで甲子園を夢見てきた由佳は高校進学と共に1度は野球を諦めるがやっぱり諦めきれず女子野球部を創設する高校へ転校する、いまやサッカーや他の球技にも女子部があるのに女子野球部はなかった、甲子園も男子だけ、女子が硬式野球をする事は大変です、ベタな熱血スポーツ小説ではありますが、そう上手くいく訳はないと思いながらも感動します。強豪校で頑張るものいいが1からチームを作り出すのはやはり面白い、素晴らしい仲間に恵まれ由佳は自分だけの甲子園を見つけた。2015/11/20
ゆみねこ
81
野球好きなおじいちゃんの期待に応えようと少年野球のチームに入った青山由佳。小学校時代は誰よりも上手でチームのエース、ところが中学生になると周りの男子がどんどん上達、女の子ならではの悩みにもぶつかる。そして致命的なことは、女子の硬式野球の部活をやっている高校が少ない!一大決心をして女子野球部のある四国の高校に転入したものの。思わぬ壁にぶつかる。。王道の部活小説、楽しく読了できました。2017/01/24
ぶんこ
58
部活小説は大好きなのですが、その中では私にはいまいち部活愛が伝わってきませんでした。野球好きなら野球に関する情報には敏感になっているはずなのに、あまりに知らなすぎて唖然としました。もうちょっと他校の分析をするとか、頭を使った部分も書いて欲しかったです。これでは野球をする人が何も考えてないように思う人もいるでしょう。スポーツって、もっと頭を使わなくては強くならないもののはず。ジモティや三輪っちは流石です。由佳さんの温かい優しさには何度もホッとしました。2017/06/08
ミーコ
54
初読みの作家さん。野球の事は さっぱり分からないけど楽しく読めました。スポーツはするのも観るのも苦手ですが 面白かったです。これぞ青春❔ 軽く読めて読後感も良かったし、こう言うお話、好きです。ただ理事長代理の花沢の変わりようには あり得ないやろ と思ってしまいした(笑) 爽やかな1冊でした。2015/06/24
fwhd8325
45
ありがちなスポーツ小説ではありますが、なかなか爽やかです。桑田さんも女子高校野球の甲子園開催を話されていたように、女子硬式野球も徐々に、裾野が広がりつつあるように感じます。この小説で書かれていますが、高校野球だけが女子の出場を認めていないのです。そう言えば数年前、六大学で女子のピッチャーが登板していましたね。2017/08/12
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- 和書
- 物語三国志 現代教養文庫