角川文庫
フューリー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041023242
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0197

内容説明

1945年4月のドイツ。ある朝、ウォーダディー率いる戦車“フューリー”は激しい戦闘から1輛だけ生還を果たす。ウォーダディーたちが仲間の死を悼む間もなく補充されてきたのは、入隊わずか8週間の新兵ノーマンだった。再び出動を命じられた“フューリー”とともに5人のクルーたちの長い一日が始まる。全滅必至の任務を前にウォーダディーが下した決断とは…!?戦争の苛烈な現実をあぶり出す感動の大型戦争映画、小説版。

著者等紹介

エアー,デヴィッド[エアー,デヴィッド] [Ayer,David]
脚本家、映画監督、プロデューサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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52
🌟🌟🌟☆☆。映画鑑賞済み。実は再読。時は1945年4月。第二次世界大戦、ヨーロッパ戦線終結4週間前。ヒトラーが自死する3週間前。"フューリー"という愛称をもったシャーマン型戦車に乗り込んで戦う4人のアメリカ軍人と若き新兵の物語。どんな大義や正義があろうと戦争というのは所詮は殺し合い。「殺さないと自分が殺される」という環境に運悪く置かれた新米兵士ノーマンは「僕を殺してくれ」と戦車長ウォーダディにせがむ。その後色々あって殺人に躊躇うことのなくなったノーマンは一人前と仲間に認めてもらう。そんな世界。2022/04/24

まえすとろ

30
第二次世界大戦のヨーロッパ戦線。ドイツ陥落の4週間前、必死に抵抗を続けるナチスドイツ軍を前に<フューリー(怒り)>と名づけられたアメリカ陸軍M4戦車に搭乗する5人の戦車兵が過ごした「一日」を描いた戦争映画で、監督、脚本、製作のデビット・エアーの書いた脚本を元に伊藤正治によるノベライズ作品。戦車兵と戦車が主人公という非常にマニアックなプロットの戦争映画脚本を小説化する事は単に戦記物を書くよりも難しく、車載機銃と兵士の携行火器を混同するなど、その苦労の跡を窺い知ることが出来ます。映画を観るのが楽しみです。 2014/11/25

まえすとろ

24
2014年11月の公開に歩を合わせたノベライズ作品。映画を観る前のストーリーを理解するための副読本として読了後、映画も複数回鑑賞。そしての再読感想は現代のアメリカにおける「父性の回帰」を謳ったお話という事に落ち着く。現代の日本においても『頑固おやじ』は姿を消してしまった。妻、子供達から見れば勝手で理不尽に映る言動、しかし、その裏側には自分が経験して得てきた社会を生きて行くための危機回避能力の伝授であり、家族や我が子に対する父親の愛情は『俯瞰からの愛である』と説く監督の意図は実にストレート。父親が泣ける話 2014/12/23

donboo

16
第二次世界大戦ヨーロッパ戦線にてドイツ軍と戦う連合軍の戦車部隊。その1日間を描く。ドイツ人の母を持つアメリカ軍人の主人公は何を思い、何を守るために戦うのか。フューリー(怒り)と名ずけられたシャーマン戦車で勇敢に仲間と共に戦う姿が読了後にも残像として脳裏に焼きつく。たったの1日が、戦場では途方もなく感じる。だから描くには充分過ぎるのかもしれない。2018/02/12

わたる

8
映画、雑誌の記事と来てやっと小説を読破。ページ数は少ないし、書き方も簡単なのですぐ読めてしまった。物足りなさがだいぶありますが、ウォーダディの過去が少し記されていたので、そこはそれで美味しくいただきました。映画版ノーマンよりも、こっちのノーマンのほうがかなり初期からマシーンらしく淡々としているのが印象的。そしてクーンアスとドンとの日常的な会話があって少しほっとする。なぜ削除したし!!!>映画 ゴルドの死に際なども描かれていて、映画でメイン以外に興味を持った人は是非読んで欲しい。2015/01/04

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