角川文庫<br> 劇画暮らし

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角川文庫
劇画暮らし

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041023082
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0195

内容説明

昭和25年、中学生の辰巳ヨシヒロは手塚治虫と出会いまんが家を目指すようになる。18歳でデビュー、貸本まんがの世界で次次と作品を発表するが、やがてそれまでの子供向けのまんが表現に飽きたらず、新しいまんがのジャンル「劇画」を提唱。さいとうたかをらとともに劇画工房を結成するのだが…。あの神様・手塚ですら嫉妬するほどの才能をもち、海外で高く評価されている「TATSUMI」の半生を綴った衝撃の自伝!

目次

1 手塚治虫に出会った
2 貸本まんがの世界へ
3 『影』とまんが青年たち
4 劇画誕生
5 劇画工房狂想曲
6 終わりなき劇画暮らし

著者等紹介

辰巳ヨシヒロ[タツミヨシヒロ]
1935年大阪府生まれ。まんが家。手塚治虫の影響からまんがの執筆をはじめ、54年に『こどもじま』でデビュー。50年代後半から新しいまんが表現に挑み、自作を「劇画」と命名し、数多くの作品を発表する。2009年に自伝まんが作品『劇画漂流』で手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。近年はその作品が海外で高く評価され、05年に仏アングレーム国際漫画祭特別賞、10年に米アイズナー賞(最優秀アジア作品・最優秀実話作品)、12年にアングレーム国際コミックフェスティバルで世界の視点賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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arnie ozawa

2
劇画の第一人者というか、劇画という言葉の生みの親、辰巳ヨシヒロの半生記。特に貸本漫画の時代について詳細に記載されていたのが興味深かった。著者は当初大阪在住だったから東京でどのように貸本漫画が成り立ったかについては書かれていないので、そのあたりもどこかで読んでみたい。2019/03/10

Katsuto Yoshinaga

2
漫画家を志し劇画家となった著者の自伝だけに、漫画史、職業としての漫画家の生活ぶり、収入(原稿料)に関するくだり、同年代の作家との交流から窺える他の作家の性格等々が、拙い文章ながら、リアルに描かれている。以前から、かなりの数の10代でデビューした漫画家が、そんな年齢やキャリアでよく作品が描けるものだなと疑問に思っていた。画才はさておき、著者が映画や書物にもよく親しみ、表現等に関して他の作家と議論するシーンが垣間見られ、なんとなく疑問が解消された。時折、他の作家や出版社をディスるところもニヤリとさせられる。2015/01/09

ヤマダ キヨシ

0
☆☆☆☆2015/11/18

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