内容説明
1号車と7号車にパノラマラウンジカーを備えている、サロンエクスプレス踊り子。出版社に勤める古賀は、恋人のめぐみとともに、熱海へ旅行に行くことになった。パノラマカーで景色を楽しんでいる時、カメラを忘れたことに気付き、部屋へ取りに戻る古賀。個室の扉を開けると、目の前で知らない女性の死体が崩れ落ちた。公安官に、その女性の恋人と勘違いされてしまったため、車内でめぐみを探したが見つからず、容疑者として熱海警察暑で取り調べを受ける。一方静岡県警は、十津川警部へ協力を求めると…(「殺人へのミニ・トリップ」)。十津川警部シリーズ傑作短編集。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
106
既出短編4話。鉄道物+十津川警部物。鉄板。標題(書籍名)を記録。信濃の死(特急ひだ3号殺人事件,十津川警部捜査行-愛と哀しみの信州-,十津川警部の休日),殺人へのミニ・トリップ(日本海からの殺意の風-寝台特急「出雲」殺人事件-),愛と憎しみの高山本線(愛と憎しみの高山本線),特急しらさぎ殺人事件(L特急踊り子号殺人事件)2014/10/21
ルナ
3
4編の短編集。初めて読む話もあり、久々の話もありで楽しめた。2014/09/12
さん
2
西村京太郎さんの本はシリーズ多すぎて、いつか読んでみたい(制覇したい)と思っていたものの、電車の時刻などが頭パニックになりそうだな…と手を付けられずにいたのですが、入門書(笑?)としてはいい感じの短編集でした。これをきっかけに少しずつ読んでいきたいと思います。2016/09/14