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内容説明
エンタメ的美術鑑賞ガイドの決定版!!宗教、権力、出自、同性愛…天才画家たちが名画に残した秘密のメッセージ、教えます。思わず誰かに話したくなる粋な美術史。カラー32点含む図版多数収録!
目次
第1章 モナ・リザの暗号―万能の天才の学歴と出自を巡るミステリー
第2章 ミケランジェロの生皮―神の如き巨匠の潰された鼻と秘めた同性愛
第3章 ファン・アイクの凸面鏡―鏡が映し出すのは生者であるのか死者であるのか
第4章 フラ・アンジェリコの聖なる幻―キリスト教絵画のもたらす想像力の飛躍
第5章 市民絵画フェルメールの謎―室内の光景と静物に秘められた意味とは
第6章 宮廷画家ベラスケスの秘密―騎士となった画家が画面に真に描きたかったものとは
第7章 前衛画家マネの小心―時代を激怒させたヌードの暗号とその真の制作理由
第8章 ゴッホの耳―アルルの巨匠対決のミステリー
第9章 ゴーギャンのひまわり―楽園の画家が巡礼の果てに見たもの
著者等紹介
西岡文彦[ニシオカフミヒコ]
1952年生まれ。多摩美術大学教授。版画家。柳宗悦門下の版画家森義利に師事。日本版画協会展、国展で新人賞受賞後、雑誌「遊」(工作舎)の表紙装画を機に、出版・広告の分野でも活動。「絵画を読む」「名画の謎解き」といった今日的な美術出版・美術番組のコンテンツの提唱者。テレビ番組の監修・出演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トムトム
25
芸術家のおかれた時代、環境。そんなものも分かりながら鑑賞したら、絵画はもっと楽しめるのだろうなぁ。有名な画家ばかりなのに何も知らなかったので、自分の知識のなさを再確認しました。絵を見て誰が描いたかぐらいは、パッといえるようになりたいと思います。面白かった。2020/11/27
Nat
16
図書館本。あまり期待していなかったが、面白かった。サン・マルコ修道院に昨年行ったが、もっと予習していけばよかったと後悔。ミケランジェロの自己肯定感の低さについての解説が、わかりやすかった。また、ベラスケスの章もよかった。『ラス・メニーナス』の画面の登場人物の解説は初めて知ることばかりで、興味深かった。いつかプラド美術館に行きたい。ただ口絵のみがカラーで、本文中は全て白黒だったのが、残念。2019/11/15
ゆずこまめ
11
ゴッホとゴーギャンの章が印象的。ゴーギャンの描いたひまわりの絵を見たときは泣きたくなった。ミケランジェロの自己肯定感のなさにはびっくりした。あんなすごいものを作り出せるのになぜ…美術を通して人間の奥深さに触れられました。2016/04/09
月と星
8
★★★全編カラーだといいな。2015/04/30
KIKO
4
ゴッホとゴーギャンの章が面白かった。アルルの家のゴッホの椅子は質素だが、ゴーギャンの椅子は肘掛が付いていることなど、二人がアルルの共同生活に求めたものの違いがよく分かった。ゴーギャンも「ひまわり」を描いていたとは知らなかった。2015/04/04