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内容説明
７人の魔術師と７騎の英霊が契約し、あらゆる願いを叶えるといわれる願望機・聖杯を賭けて戦う殺し合いの儀式「聖杯戦争」―１９９１年に起きた聖杯戦争では、沙条愛歌がセイバーと契約し、敵対する他の陣営を圧倒していた。他方、極東随一の魔術師の家系である玲瓏館家は、魔術師１０００年の大願である「根源」へ至るため、玲瓏館美沙夜の父親が聖杯戦争に参加していた。玲瓏館は例外的な名門として時計塔の魔術師たちにも伝わっており、彼は歴代の当主の中でも特に優秀であるという。美沙夜の誇りである父親は、満を持してサーヴァントと契約するのだが―。「Ｆａｔｅ／ｓｔａｙ ｎｉｇｈｔ」の原型、「Ｆａｔｅ／Ｐｒｏｔｏｔｙｐｅ」の前日譚を描くスピンオフノベル！稀代のスチーマー・桜井光と、繊細流麗なイラストレーター・中原が、「Ｆａｔｅ」の原典に触れた時、聖杯戦争が美しく紡ぎ出される！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるぼろ
15
Fate/Prototypeの前日譚｢断片集｣第2巻。今巻は本編にてマスター階梯第二位としてライダーと登場する玲瓏館美沙夜にスポットを当てた巻です。物語の主軸は玲瓏館に召喚された英霊｢パラケルスス｣が｢魔術師｣であるが故に｢根源の姫｣たる愛歌に寝返ってしまうお話ですが、それ以外にもセイバーの危うさ…愛歌のやらんとしている事を察知しつつも故国の救済を捨てきれないばかりに…と言う話なんだろうと思いました。美沙夜にとっては救われない話ですが…。次巻も期待ですが、PT本編もきちんと読んでみたいと改めて思いました。2015/05/30
なつきネコ
14
良くも悪くも愛歌のワンサイドゲームすぎる。三騎のサバが従う。ゲームバランスが崩れすぎだな。子供でも、大きくなっても美沙夜のサバとの関わりかたはいいな。パラケルススとプロトニキと逆なら上手くなったいったのかもな。話的に幼い美沙夜はZEROの凛を思い出すな美沙夜のほうが不遇だが。持ちサバのオジマンディアスを楽しみにしたけど。あまり描写がなく残念。次に期待かな。しかし、パラケルススには騙された、断片であるために決定的な場面がないのから、なぜがつきまとう。さらに小出しに見せてる感じがつまらないのが残念。2018/09/08
masabi
13
美沙夜も青子型の登場人物で人と関わっても孤高の生き方を貫くのだろうなと思わせる。力ある者の義務として被支配者の幸せを考えるが並び立つ者はいない。タイトルは「best friends」。愛歌はセイバー、キャスター、アサシンを配下にライダーも下しもう勝利への障害がなくなったようにも思うが愛歌の根源と繋がっているのではと感じるほどの怪物ぶり。2015/01/20
こよみ
13
魔術師ってやっぱりろくなもんじゃないなぁと思いました2014/12/29
龍田
8
今回は、愛歌ほどではないが、魔術の天才そして幼き女王の気質を持つ玲瓏館美沙夜が主人公。後にランサーのマスターになる彼女は父のサーヴァントのキャスターに裏切られる。サブタイトルはBest Friendでありながら、友達は必要ないと肝に銘じる美沙夜が痛々しくも美しい。2014/12/01
