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出版社内容情報
高橋 祐一[タカハシ ユウイチ]
著・文・その他
霜月 えいと[シモツキ エイト]
イラスト
内容説明
高校中退のオレ、立花アキトが就職したのは、よりによって日本有数のブラック企業「ワクワクフーズ」だった。残業を何より好む怪物「社畜」たちの巣窟だ。セクハラの調査のため、オレは苦情のあった秋葉原のチェーン店へ休日出勤(やりたくねえ!)で向かった。そこにいたのは血まみれの包丁を握りしめたモヒカンの店長と太麺にがんじがらめにされた巨乳の美少女で!?オレ、いきなり大ピンチ!第19回スニーカー大賞“特別賞”受賞作!!
著者等紹介
高橋祐一[タカハシユウイチ]
富山県出身。第19回スニーカー大賞(春)で特別賞を受賞し、受賞作を改稿した『星降る夜は社畜を殴れ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます
30
ブラック企業を舞台に、定時退社したい少年と、それを妨げようとする“社畜”との争いをコメディータッチで描いたライトノベル。基本的には荒唐無稽なバトルもののノリで突っ走ってはいるけれど、そこに、名ばかり店長や過労死といった現代の労働問題の一端が織り込まれているところが面白い。付き合い残業を強いるような同調圧力にスポットが当てられているため、社員のなかでの争いっぽくなったのは惜しいが、それでも、こんな働かされ方っておかしくない?と思えるきっかけになるのであれば悪くはないかも。これから社会に出る若い人におススメ。2015/04/23
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
27
【★★☆☆☆】ブラック企業を舞台に、社畜上司たちとの定時退社をめぐる戦いを厨二的なイロモノバトルのノリで展開する破天荒コメディ、しかしながら恵まれた題材から糞みたいなスニーカー文庫クオリティで非常に勿体ないなと。 いっそベン・トーくらい突き抜けたファンタジーならよかったのに、ところどころリアルで重すぎるためフィクションと割りきり難いし、エンタメ小説として楽しもうにも方向性が中途半端でいちいち詰めが甘い。致命的に見せ方も下手なもはや出オチ同然の作品なのにラストにグダグダとシリーズ化前提の流れ、なんだこれ。2014/09/03
瀧ながれ
20
…なんでもありだな、ライトノベル…。未成年会社員が、社畜と戦って定時帰宅を目指すハナシ。のんびり会社員のわたしとしては、会社に命を賭けなくても、と思うんですけと、勤め先がゆるいから言えるのかもなー。2014/08/13
アウル
20
社畜と反社畜による残業と定時退社を賭けたバトル&コメディ作品。ネタとしては面白いかなと思うが次巻を読みたいかと言われるともういいかな。2014/08/05
藤崎
11
願わくはこれを読んで「ははっ、ねーよwww」と笑っている全ての学生諸君の未来が幸いならんことを―――みたいな感じで、お仕事ラノベもここまで来た、VS社畜系コメディ。でもこれ人によって素直に笑えるかどうか分かれそうで大人になるって悲しいことなの。ともあれ、根本的にはエグい題材でありつつ、能力バトルテイストで軽いノリで楽しめるようにはなっていたかと。ただ、色々事件が起きてはいるのですが、正直1冊引っ張るのはネタ的に厳しかった印象。ラストが「次回へ続く」だったのも相まって、何だか終わらない残業めいた読後感でした2014/08/02