出版社内容情報
夜のみ営業の定食屋で働く、元イケメン俳優の海里のもとに、ある女性がやってきた。獣医だという彼女は、なんと海里の兄・一憲の婚約者。しかし海里と一憲はケンカ別れをしたきりで……。
内容説明
兵庫県芦屋市、元イケメン俳優の五十嵐海里は、夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」で、料理人見習いとして働き始めた。店長・夏神留二の謎めいた過去が気になるが、親しき中にも礼儀あり。打ち明けてもらえる日を待っている。そんなある日、獣医だという女性客がやってきた。彼女はなんと、海里の兄の婚約者。しかし海里と兄とは派手にケンカ別れをしたきりで…。とびきり温かく、優しい絆がここにある。泣けるお料理青春小説。
著者等紹介
椹野道流[フシノミチル]
兵庫県出身。1996年「人買奇談」で講談社の第3回ホワイトハート大賞エンタテインメント小説部門の佳作を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
346
あいかわらず話はベタベタ!でもジーンとさせるんだよね(^o^) じょじょに登場人物が増えてロングシリーズ化しそう(笑) このシリーズ読んで泣けてくるのは自分が年のせい? あいかわらずロイドがいいね(^o^)2015/06/15
スズ
279
長年の兄との不仲を夏神に愚痴っていたある日、兄の婚約者の奈津が来店し狼狽する海里。兄弟のわだかまりを解消させようと張り切る奈津に苦笑する中、「デートしましょう」と謎の誘いをかける奈津に海里は…。心の溝が開き続けていた兄弟の決裂と修復不可能な程壊れた兄弟仲を憂う奈津の苦悩にこちらも頭を抱えてしまいましたが、思い出のホットケーキが起こした温かな奇跡にほっこり。フルーツ缶と杏仁豆腐を使ったサッパリデザートは家でも作れそうで、嫌な事があった時の気分転換用の夜食として活躍しそう。賄いグラタンと麻婆茄子が食べたいです2019/06/08
Tanaka
236
3作目。軽い気持ちで読めるからいいね2017/02/01
ブランドのアーメン
166
シリーズ第3弾。大きな罪悪感を背負っていた夏神さんの過去が遂に明らかに。誰かに生きてていいよって言われることはそれは特別なことで、『お前がここでこうして生きとることが、単純に俺は嬉しい』という夏神さんの氷解が感動。兄弟の対立が主題だったけれど、ロイドと海里の関係に、ロイドと夏神さんの関係も進化?し楽しい。スラッと読めて笑いあり、涙ありはシリーズを重ねても衰え知らず。2015/10/10
とし
159
最後の晩ごはん「お兄さんとホットケーキ」。肩がこらずに気楽に気持ちよく読むことが出来るシリーズですね。海里と一憲兄弟過去のわだかまりは修復できないが、今後の事は妥協でき前向きに進む事ができるて良いですね。一憲、奈津も今後「ばんめし屋」に絡んで欲しいですね。2016/03/16
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