出版社内容情報
椹野 道流[フシノ ミチル]
著・文・その他
内容説明
若手イケメン俳優の五十嵐海里は、ねつ造スキャンダルで活動休止に追い込まれてしまう。全てを失い、郷里の神戸に戻るが、家族の助けも借りられず…。行くあてもなく絶望する中、彼は定食屋の夏神留二に拾われる。夏神の定食屋「ばんめし屋」は、夜に開店し、始発が走る頃に閉店する不思議な店。そこで働くことになった海里だが、とんでもない客が現れて…。幽霊すらも常連客!?美味しく切なくほっこりと、「ばんめし屋」開店!
著者等紹介
椹野道流[フシノミチル]
兵庫県出身。1996年「人買奇談」で講談社の第3回ホワイトハート大賞エンタテインメント小説部門の佳作を受賞しデビュー。法医学教室の監察医としての経験も生かし、監察医もののミステリも発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
511
面白い!一気に読み終えました 個人的にはロイドが好き! キャラがいい! ずっとシリーズ化してほしいです(o^_^o)2015/05/21
スズ
407
捏造スキャンダルで芸能界引退に追い込まれ、実家からも見捨てられて自暴自棄になっていた俳優の海里は、町の不良に暴行されていた場面を夏神と名乗る男性に救われる。日替わり定食オンリーの定食屋を経営する彼の元で暫く住み込みで働かせて貰う事になった海里だが、そこは幽霊も迷い込む不思議な店で…。誰からも必要とされずに心が軋み続けていた海里が、お客さんの「美味しい」や料理を通して海里の心を支える夏神に助けられながら成長していく姿が面白く、ひたむきに料理に向き合う姿勢も好印象で、自分の居場所を見つけた海里の今後が楽しみ。2019/02/03
Tanaka
219
軽い気持ちでサラッと読めていい。非現実な内容だけど(笑)2017/01/22
とも
212
料理プラス人情のほっこり物語かと思って読み進めたら意外な展開に。タイトルの意味はここだったのかと納得しました。海里は子供っぽいけど素直なので好感が持てます。子供の頃夕飯の準備でいかに薄いハムを盛り付けるかに情熱を費やしていたかを思い出しました。うまくいきすぎな上にいきなりまったりしてる感じもありますが続刊に期待。2015/02/02
たんぽぽ
209
最近食べ物屋が舞台の小説が多いなぁ。「最後の…」の意味はそういうことですか、と納得。登場人物の設定等がわかって1話完了。次作以降の展開に期待。2015/05/03