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内容説明
拉致問題解決へ膨らむ期待と不安、日朝の国交正常化は果たされるか。長年の交渉で知り得たあの国の実像。
目次
第1章 力道山への思いから始まった訪朝
第2章 北朝鮮で最初に与えた猪木インパクト
第3章 追憶―一九九五年のスポーツ平和祭典
第4章 十九年、二十八回にわたる訪朝で目の当たりにした変化
第5章 北朝鮮はなぜ崩壊しないのか
第6章 拉致問題が解決すれば国民は幸せになれるのか
第7章 猪木が魅せる華麗なる卍固め外交
第8章 南北問題に活路は見いだせるか
第9章 未来へ―二〇一四年のスポーツ平和祭典
著者等紹介
アントニオ猪木[アントニオイノキ]
1943年神奈川県生まれ。ブラジル移住後、サンパウロを訪れていた力道山にスカウトされて、17歳のときに日本へ帰国。プロレスラーとして活躍した後に政界へ進出。89年に参院選に初出馬し、当選。以降、訪朝を重ねている
辺真一[ピョンジンイル]
1947年東京都生まれ。明治学院大学文学部英文学科卒業後、新聞記者を経てフリーのジャーナリストとして活動。82年、朝鮮半島問題専門誌「コリア・レポート」を創刊、現編集長。朝鮮問題の第一人者として、テレビ、ラジオなどで評論活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
27
人から非難されたり、中々理解されない事を続けるって難しい事だと思います。累計28回も北朝鮮に行っているアントニオ猪木さんの北朝鮮観が分かる本でした。ここまで猪木さんが北朝鮮の人に受け容れられる要因は、力道山の弟子にあたる事、スポーツ好きの北朝鮮の人のハートを掴んだからだと思います。ここまで続けられたのも、正に忍耐と信念によるものでしょうが後継が見つかっていないのが悲しい所です。色々と賛否両論の多い方ですが志しという面では多いに参考になると思います。2015/02/10
黒まる
6
闘魂って言葉は力道山の好きな言葉だと初めてしった。 燃える闘魂。戦う気持ちや姿勢をなくしたら、すべてが そこで終わりだと思った。 2015/01/07
紫光日
2
最近、日本のメディアでは嫌韓が多いようだが、朝鮮半島情勢になれば簡単に韓国寄りの報道になってしまう。本書は猪木さんが実際にみた、北朝鮮であり、朝鮮半島では北朝鮮視点の情報も必要だと感じた。2015/10/25
でやー
2
19年間で28回の訪朝をしているアントニオ猪木。北朝鮮は162ヵ国と国交を結んでおり、日本は国交を結んでいなく拉致と制裁の観点から隣国の北朝鮮を見ている。すぐ実行できるか、できないかは別にして、絵を描いておいて、そこに目標を置けば自然と問題の落としどころも見えてくる。2015/03/21
Tomomi Yazaki
2
B級 北朝鮮との裏表の話が盛り沢山。東京オリンピック決定前に、北朝鮮担当者から「東京に決まりました。おめでとう。」と言われたとのこと。オモテナシではなく、表ナシで決まったようです。北朝鮮は労働力を提供している関係で、アフリカ諸国に強い繋がりがあり、沢山の票を持っていて、日本に協力してくれたようです。北朝鮮が嫌いな人が、日本では99%だそうな。こんな偏った全体主義の日本は、ある意味北朝鮮に似ているのでは?猪木氏の「国の違いはあれ、我々は同じ時間に生きているんでしょ」という言葉で、目から鱗が落ちました。2015/01/17