いまひとたびと、なく鵺に―陰陽師・安倍晴明

電子版価格
¥1,430
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

いまひとたびと、なく鵺に―陰陽師・安倍晴明

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041018866
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

累計500万部「少年陰陽師」の結城光流が描く、新説・安倍晴明伝第4弾!

化生の血を引き、類い希なる力を持つ陰陽師――安倍晴明。ある日邸の前で行き倒れていたのは、黒光りする大刀を携えた少年だった。彼はしきりに「鵺が追ってくる」とうわごとを繰り返し…?新説・安倍晴明伝第4弾!

内容説明

化生の血を引き、類い希なる力を持つ陰陽師―安倍晴明。ある日、晴明の邸の門前で行き倒れていたのは、黒光りする大刀を携えた少年だった。彼はしきりに「鵺が追ってくる」とうわごとを繰り返す。それを聞いた晴明は「鵺の鳴く夜は、大切なものが消える」と父に聞かされた、幼い頃の夢を見て―?新説・安倍晴明伝第4弾!

著者等紹介

結城光流[ユウキミツル]
2000年9月『篁破幻草子―あだし野に眠るもの』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

55
いまひとたびと、ないていたのはきっと自分自身。人であり、妖かしであり。人でなく、妖かしでなく。何かであって何かでなく、何かでなく、何かでない。人は皆鵺なのだ。会いたい。会いたくない。忘れたい。忘れたくない。知りたい。知りたくない。離れたい。離れたくない。嫌われたくない。認めて。振り向かないで。関わって。泣かないで。鳴かないで。哭かないで。複雑怪奇に絡まった感情は互いに戦いながら、己の尾に噛み付きながら、自分の中で暴れ狂う化物で。途絶えてしまった縁もあるが、まだ間に合う縁もあるから。なかないで暁降ちが訪れる2016/06/23

しゅてふぁん

22
今回は十二神将の出番が少なくて、ちょっと残念。巧馬には共感できない部分もあるけど、親子であり師弟でもあるというのは難しいんだろうな。2016/06/19

Artemis

15
人の心は弱く、憧れの人に認められたいという気持ちは時に自分の自信を無くさせ、隙間を作る。自分のことを正当に評価することは難しいが、不必要に自信をなくす必要はない。そして、期待しているならばそれを伝えることも必要なんだと思う。2017/11/15

よっしー

14
今回は神将達の出番が少なかったです。全然姿を見せない面々は、彼の事を認めているのかどうなのか…。でも、家事をこなしてる姿を想像すると微笑ましいですね。 今回は都を出てのお話。晴明と岦斎のテンポ良く進むやり取りは楽しくなりますね。事件としても大団円といった感じでしょうか。都から離れると、政治的な柵がなくなる気がします。残念なのが、若菜の登場が全く無かったこと。次に期待かな。2020/04/19

真理そら

14
父と子の関係はいろいろ難しい。この巻はここまでの中で一番叙事詩的な要素が強かったためか読者にまで妖気が飛んできそうだった。読者も刀印で対応したくなる。神将の扱いもかなりうまくなってきて晴明の成長著しい巻だった。岦斎との関係も地味に進展している。阿倍野の父親訪問もしてほしいなあ。2017/12/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10363902
  • ご注意事項